過去に作ったお弁当を紹介するコーナーです。
※相方弁当とは
ひと月のうち約3分の2が夜勤だった相方へ作っていたお弁当です。
(※現在は夜勤はありません)
自炊が厳しい環境だったので、会う日に合わせて1週間分の
お弁当を作り、冷凍&真空パックして手渡していました。
洋風で作るぞ、と意気込んだのに
ガチガチの和風に仕上がったやつです。
冬に作ったのに、そこはかとなく春を感じます。
特に有益な情報はありませんが、ゆるりとお楽しみ下さい。
お弁当その1
・大葉と卵の混ぜご飯
・椎茸の肉詰め
・茹でブロッコリー
・小松菜と人参のお浸し
・卵焼き
大葉と卵の混ぜご飯は、
①炊きたてのご飯に溶き卵を混ぜ入れて蓋をして2、3分放置する
②刻んだ大葉を加えてかき混ぜ、塩で味を整えて完成
だけで簡単に作れます。
別途卵を調理する必要がないので、とても簡単です。
ちなみに、ご飯を炊く際は
酒を大さじ1、昆布をひと掛け加えて炊くと
旨味たっぷり、風味豊かなごちそうご飯になります。
過去のメモによりますと
椎茸の肉詰めは、
「今まで作ったお弁当おかずの中で一番美味しい」
と述べております。
実際、これを食べたときの衝撃は鮮明に覚えています。
(一人で食べたのに素のトーンで「美味しい」と声が出ました。笑)
レシピを記録しているノートがすぐに取り出せない状態なので
タレ等の詳細なレシピはお伝えできないのですが、
明確に覚えているのは、旨味成分が最も引き出せる温度で
加熱調理をしたということです。
食材に含まれる代表的な旨味成分として
・グルタミン酸
・イノシン酸
・グアニル酸
が挙げられますが、
椎茸に含まれている旨味成分は「グアニル酸」です。
(グルタミン酸は昆布、イノシン酸は鰹節に豊富に含まれます)
グアニル酸は、リボ核酸が分解されて生成される成分なのですが、
このリボ核酸の分解反応が最も活発に起こるのが
60〜70度の温度帯なんです。
ということで、この椎茸の肉詰めは
「65度で長時間低温調理」
することで、効率的に旨味成分を引き出して作った1品です。
とはいえ、過去にさつまいもや栗での失敗例があった
(アミラーゼの分解温度を意識したのに
ペクチンが活性化してカチカチになった)
ように、今回も1発で成功する事は期待していなかったです。
ということで、期待値が低かった分
余計に美味しく感じたのかもしれません。
他の旨味成分についても触れたいところですが、
本題の相方弁当から逸れてしまうので今回は割愛。
またの機会に、掘り下げてお話できればと思います。
お弁当その2
・大葉と卵の混ぜご飯
・鶏もも肉の甘辛胡麻だれ和え
・小松菜と人参のお浸し
・椎茸の含め煮
・卵焼き
上で、椎茸の肉詰めが尋常でなく美味しかった
という話をしたばかりですが、
この鶏もも肉も大変美味しかったです。
これに至っては、本当に適当に作ってできてしまったので
レシピノートが見つかったところでメモは無いのですが。
余ったタレを捨てるのが勿体なかったので、
茹でブロッコリーと和えて、別のお弁当のおかずにしました。
醤油、みりん、酒、ハチミツ、胡麻…?
おそらくスパイスは使用していないはずですが…
タイムマシーンがあるなら使用調味料を覗きに行きたい。
先ほどのお弁当もそうですが、卵焼きは
合わせ出汁の出涸らしで作ったふりかけを混ぜ込んで作りました。
(お浸し用に取った出汁の出涸らしです)
鰹や昆布、煮干しの風味がついています。
食材は無駄無く、美味しくです。
いかがでしたか
例によって、とりとめのない内容になりましたが、
楽しんでいただければ幸いです。
去年はクリスマスなお弁当も作ったので
来週のどこかで更新できれば良いな…と思っているので、
ゆるりとお楽しみいただけると幸いです。