今回のレシピは低温調理を使いますが、
これによって調理が楽になるというよりは
・お肉を柔らかいまま仕上げられる
・食べたいタイミングで食べられる
という点に重きを置いています。
今コロナ禍ということでリモートでお仕事や
会議をされている方も少なくないと思いますが、
我が家も例に漏れず基本的にはお互い在宅で作業をしています。
残業の類はないので普段は決まった時間に
作業を切り上げられますが、
ディスカッションがある時は終了時間が読めず
夜遅くなることがしばしばあります。
そこで大変重宝しているのが低温調理器です。
低温調理なら食べたいタイミングで料理を取り出せるので、
料理を作り始める時間を気せず済みますし、
レンジや鍋で再加熱する時間も短縮できます。
ということで本日はそんな低温調理器を活用して
「豚肉とごぼうのしぐれ煮」
を作ったのでメモです。
自分が関西出身だからか、
しぐれ煮は牛肉のイメージが強いのですが
これも肉じゃがやうどんのように地方地域によって
馴染み深い味付けは異なるのでしょうか。
いずれにせよ、白米に最高に合うおかずなのは間違いないですね。
たまにお弁当に入ってると嬉しかったなぁ。
材料や食材の分量自体は、鍋で作るものと変わらないので
低温調理器がない場合は全ての材料を鍋に入れて
水分が飛ぶまでしっかり煮詰めれば完成です。
材料・作り方
- 低温調理器を58℃に設定し、耐熱袋に豚肉を入れておく
- 調味料と生姜を弱火にかけて煮切る
- アルコールが飛んだら火をとめる
- 残りの調味料にささがきしたごぼうを入れ、時々かき混ぜながら水分がなくなるまで煮詰める
- こんな感じになりました
- 豚肉を入れた耐熱袋に煮詰めたごぼうを合流させて、肉に熱が通るまで加熱したら完成
低温料理器について余談
私がプッシュしている低温調理器は
調理器具として便利なだけではなく、
保温器具としても大活躍してくれます。
作ったものを鍋のまま放置すると
菌の繁殖が気になったり、再加熱が面倒だったり
洗い物が先延ばしになったり…
何かと気になる要素が増えてしまいます。
低温調理器なら、菌が繁殖しやすい温度帯を避けながら
空気に触れない状態で保温することができますし、
食後に調理器具の洗い物が残りません。
…と、あまり話しすぎると低温調理器メーカーの
まわし者のようですが。笑
使い方次第では家事やスケジュール管理が
楽になるよ〜ということがお伝えしたかったです。
ちなみに、これまでも何度か低温調理器のお話はしていますが
温度管理さえできればブランドは何でもいいと思っています。
私が使っているものは色々偶然が重なって母から譲り受けたので
どこのブランドか全くわからんのですが、
0.1℃単位で温度調整はできるし
5、6年経った今でも問題なく使えています。
参考までに私がつかっているものを。
ただ、私が使っているものは見た目がやや不恰好なのと
形状がいびつゆえに収納にも不便なので
もし購入される際はそこも考慮されることをお勧めします。笑
スマホと接続して使用したい場合はこれでは不足ですが、
低温で調理したいだけなら、何万もするものでなくても
問題ないよ〜というお話でした。
(とはいえ私が使っているもの1万円するんですね。
当初調べた時は8000円ぐらいだった気がするんですが…;;)
パッと見た感じこれ↑良さげに見えました。
値段は8500円と安価ながら、
温度調整が0.1℃単位でできるのは
個人的にポイントが高いです。
(温度調整が0.5℃単位のものも割とあるので。)
あと、ぼてっとしたフォルムがなんか可愛い。笑
もし今使ってるやつが壊れたらこれにしようかな。
いかがでしたか
鍋1つで作るよりも若干工程は増えるものの、
低温調理によりお肉は劇的に柔らかく仕上がる上
食べたいタイミングでいつでも食べられる
というメリットはあります。
という具合に、便利かどうかは状況次第ですが、
帰宅してから料理するのは億劫な場合や
家族の帰宅時間が読めない場合、
空腹すぎてレンジで温める時間も待てない
という方にはおすすめです。
(私はレンジの温め時間待てません。すぐ食べたい。笑)
料理の話からそれましたが、本来鍋で煮詰めるしぐれ煮は
長時間火にかける分お肉が硬くなりがちです。
対してこのレシピでは、お肉を低温調理するため
肉の持つ肉汁や旨味を外に逃さず作ることができます。
甘じょっぱく味付けされたごぼうを
真空状態で一緒に加熱することで
ごぼうの香りは豚肉へ、豚肉の旨味はごぼうへ
しっかりと凝集されます。
ガッツリ食べ応えのあるしぐれ煮を想像すると
食感にギャップがあると思いますが、
お肉がふわふわで柔らかいしぐれ煮は
炊き立てのふっくらした白米ととても相性がいいです。
低温調理器がなくてもお鍋でも美味しく作れますので、
ごぼうが香る甘辛肉料理、ごはんのおともに是非お試しください。