料理日記 72 / 割り干し大根とちぢみ菜の煮物

今回は「割り干し大根とちぢみ菜の煮物」のご紹介です。

この絶妙な田舎っぽさに、安心感を覚える醤油の効いた煮物です。
関西風に言うと「割り干し大根炊いたん」と言うのでしょうか。

一応、私は兵庫出身の純血関西人ではありますが、
「炊いたん」というのは会話の流れで出てくる認識なので、
文字表記になっているとえらい間抜けに見えるな、
と思ってしまうのですが。
「煮物」というよりしっくりくる表現だと感じるのも事実。

いつから「炊いたん」という表現が料理名として地位を確立したんだ
と思いつつ、関西の表現が地域を問わず使われるようになったのも
SNSやテレビのおかげなのかな、とも感じます。

と、余談がすぎました。

ちなみに、割り干し大根というのはその名の通り
大根を割って干したもののことです。

大根を細長く薄く切って乾燥させる切り干し大根と違って、
ぶった斬り方が豪快なので、乾燥後の姿もダイナミック。
そして、売られ方も剥き出しで大胆です。(※さっきから表現が雑)

ラベルがなければただの木の棒やないかと
思ってしまうこのビジュアルですが、
切り干し大根にはない、硬くて柔らかい曖昧な歯応えが
煮物にしても漬物にしても素晴らしい表現力を発揮します。

割り干し大根自体は安価 (画像の束で200円でした) で手に入りますし、
この束で工夫すれば5、6品作れるボリュームになるので、
もし見かけたらゲットしていただきたい食材でございます。

と、長々なってしまいましたが、
今回の料理について参考までにレシピをば。

材料・作り方

割り干し大根とちぢみ菜の煮物
Print Recipe
下準備の時間は割り干し大根の戻し時間を除いた時間の目安です。お好みの加減まで戻してから調理してください。
分量 下準備
2 人分 5
調理 所用時間
30 35
分量 下準備
2 人分 5
調理 所用時間
30 35
割り干し大根とちぢみ菜の煮物
Print Recipe
下準備の時間は割り干し大根の戻し時間を除いた時間の目安です。お好みの加減まで戻してから調理してください。
分量 下準備
2 人分 5
調理 所用時間
30 35
分量 下準備
2 人分 5
調理 所用時間
30 35
材料
食材
調味料
分量: 人分
作り方
  1. 割り干し大根を水に戻す (画像のものは1晩浸けてしっかりめに戻しました)
  2. 鍋にカットした割り干し大根と出汁を入れる
  3. 落とし蓋をして中火で15分程度煮る
  4. 時間が経ったら、人参、ちぢみ菜、調味料を入れて弱火で炊く
  5. 水分が飛ぶまで炊けたら完成
レシピのメモ

調味料の比率は全て同じなので、
分量は作る量や味加減に応じて調整してください。

いかがでしたか

太さがある分戻し時間が必要になりますが、
たくあんに似た弾力のある食感と
甘味と旨味の詰まった大根にひたすらありがたみを感じます。

使用する調味料はスタンダードですが、割り干し大根特有の旨味と、
一緒に炊いた人参とちぢみ菜の出汁が合わさることで
シンプルさから一歩抜け出した味になります。

お好みで厚揚げや椎茸を入れても美味しく作れますので、
是非お好みの食材を合わせて炊いてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぽちっと応援していただけると大変励みになります!



おすすめ記事