トルコと聞くと、屋台の印象が強いからかケバブやキョフテなど
ガッツリした肉料理が多いイメージがありました。
ところが、実際にトルコ人の方が経営されているお店へ行くと
肉料理をプッシュしてはいるものの、野菜のドルマや
ヨーグルトベースの料理などさっぱりしたメニューも豊富で
自分の持っている知識とのギャップに驚きます。
さらに日本トルコ協会のホームページでも
ヨーグルトやレモンベースの料理や、サラダなど
イメージと異なる料理が多く勉強になることが沢山あります。
実際に行ったらもっと驚くことが沢山あるんだろうなぁ…と
行ったことの無い地へ想いを馳せております。
今回はそんな魅力溢れるトルコ料理から
「バルックブーラマ (Balık Buğulama)」
をご紹介です。
とにかくクミンとレモンの香りが素晴らしいです。
出来上がって蓋を開けた瞬間の
クミンの食欲をそそるスパイシーさと
レモンのスッキリした清涼感が同時に香って
食べる前からもう美味しかったです。
それでは、ざっくり料理の概要をば。
バルック・ブーラマ (Balık Buğulama)とは
Balık = 魚
Buğulama = 蒸し
ということで”魚と野菜の蒸し煮”を指します。
スライスした食材を鍋、もしくはフライパンに層状に敷き詰めた後、
調味料をかけて蒸し焼きにするだけ…というシンプルな料理です。
敷き詰める食材の順番はレシピによって様々ですが、
玉ねぎ→じゃがいも→魚→トマト、レモン、ピーマンなど
の順に詰めているものが多かったです。
使用する魚はアンチョビやサバ、カツオ、白身魚など様々でした。
調べたところ使用食材は以下のものが多かったです。
【食材】
・魚
・じゃがいも
・玉ねぎ
・トマト
・レモン
【調味料類】
・白ワイン
・クミン
・パセリ
・ローリエ
・ブラックペッパー
トリッキーなスパイスや食材はなく、
スタンダードなものが多かったです。
また、味付けは基本的にシンプルなもので
食されているようでした。
材料・作り方
- フライパンにスライスした玉ねぎ、じゃがいも、魚、トマト、レモンを順に層状に並べ、白ワイン、オリーブオイル、クミンシード、塩・こしょうをまわしかけて蓋をして加熱する
- 魚に火が通り、じゃがいもが柔らかく煮えたら完成。
いかがでしたか
本当はサバが食べたい気分だったのですが、
売っていなかったのでタラで作りました。
レモンの黄色とトマトの赤が色鮮やかで可愛いです。
フレッシュのパセリがあればなお良かった…ちょっと悔しい。
難しい材料や下準備は一切無いですが、
見栄えは華やかな上に何より美味しいので
ホームパーティーなどのおもてなしに
ぴったりな料理だと思いました。
是非本場の味も食べてみたいです。
クミンとレモンが食欲をそそる
トルコの魚料理是非お試しください。
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…当企画について。
日本から出たこと無い人間が自宅で世界の料理を作って
旅行気分を味わおう!と始めた1人企画。
私は基本的にお肉は低温調理しているので、
本来揚げたり焼いたりする料理も低温調理でアレンジします。
味の再現はできる範囲でやっていますので、レシピを見て
入手が面倒そうなスパイスや食材は省くか、代わりになるものを使用します。
あくまで”○○風”ですので「その調理法だと定義から外れてる!」的なのは
目を瞑っていただけると幸いです。
(海外旅行の経験は1度もないので、本場の味も何もないのです…)
ただ、本場で使われるスパイスやハーブ、調味料、食材の情報は
とても興味がありますので、教えていただけると喜びます。
参考URL
・https://lezzetler.com/balik-bugulama-tarif-65598
・https://www.lezzet.com.tr/yemek-tarifleri/et-yemekleri/balik-yemekleri/hamsi-bugulama