やや嗜好を変えて南米系の料理をご紹介。
世界の料理を作る際、他意はなく中東やアジアに偏りがちなのですが、
南米料理もめちゃくちゃ好きです。
ライムをはじめとする柑橘類や、タイム、オールスパイス
コリアンダーを贅沢に使った南国らしい爽やかさは
妙な中毒性を秘めています。
と、さもハーブを使いそうな流れですが、本日の料理は
特別な食材は一切使無しの至ってシンプルな料理です。

今回はコロンビアの卵料理
「ペリコ / Perico」のご紹介です。
ビビットなカラーリングが南米らしくて大変好みであります。
…と、レシピの前にざっくり料理の概要を。
ペリコ (Perico) とは

Perico = インコ
コロンビアの公用語はスペイン語で、
この料理名もスペイン語から由来しています。
インコとはあくまで総称なので、
具体的にどういう品種(?)を指すかは不明ですが

きっとこんなインコだろうと想像します。
CGのような鮮やかさで魅入ってしまいますね…。
野生で出会ってみたいです。
今回コロンビア料理としていますが、
ベネズエラでも同じく親しまれているようです。
特に朝食で親しまれている料理で、
昼食にパンに添えて提供されることもあります。
特にベネズエラでは「アレパ」という
すり潰したトウモロコシで作る伝統的な薄焼きパンで
サンドして食されることが多いそうです。
今回はピーマンとトマトで作りましたが、
カラーリングさえ合っていれば良さそうだったので、
ピーマンの代わりに青ネギを使ったり
トマトの代わりにパプリカを使ってもそれはきっとペリコです。(※雑)
味付けも作り方も至ってシンプルですが、
参考までにレシピをば。
材料・作り方
- 野菜をカットする
- 卵、牛乳、塩を合わせて混ぜておく
- カットした食材をフライパンで炒める
- 好みの加減に火が通ったら卵を流し入れる
- 全体的に卵がまとまったら必要に応じて調味料で味付けし、火を止めて完成
今回かさ増しのために玉ねぎを入れましたが、使用する野菜はピーマンとトマトだけでも立派なペリコです。
牛乳を入れるとふんわり柔らかく仕上がりますが省いても問題ありません。チーズを入れたアレンジもおすすめです。
野菜を炒めるときはお好みのオイルで大丈夫ですが、おすすめはバターです。
いかがでしたか

身近な食材で簡単に作れる色鮮やかな卵料理でした。
重要なのは色合いで、調味料に決まりはなさそうでしたので、
お好みの味付けでオリジナルペリコを楽しんでいただければと思います。
食材を切って焼くだけな上、味付けも至ってシンプルなので
ぱっと1品欲しい時に大変助かります。
ただの野菜入りの卵焼きといえばそれまでですが、
「これはコロンビアの”ペリコ”っていうお料理なんだよ。
ペリコっていうのはスペイン語で〜(※以下略)」
と説明を加えれば、話の種になるかもしれません。
南米らしいエネルギッシュな色彩が映える
コロンビア流スクランブルエッグ、是非お試しください。
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…当企画について。
日本から出たこと無い人間が自宅で世界の料理を作って
旅行気分を味わおう!と始めた1人企画。
私は基本的にお肉は低温調理しているので、
本来揚げたり焼いたりする料理も低温調理でアレンジします。
味の再現はできる範囲でやっていますので、レシピを見て
入手が面倒そうなスパイスや食材は省くか、代わりになるものを使用します。
あくまで”○○風”ですので「その調理法だと定義から外れてる!」的なのは
目を瞑っていただけると幸いです。
(海外旅行の経験は1度もないので、本場の味も何もないのです…)
ただ、本場で使われるスパイスやハーブ、調味料、食材の情報は
とても興味がありますので、教えていただけると喜びます。
参考URL
・https://www.diversivore.com/perico/
・https://www.196flavors.com/venezuela-perico/
・https://www.delishdlites.com/recipe-index/colombian-recipes/huevos-pericos-colombian-scrambled-eggs/