
美味しすぎてキレそう (※やめろ)
もし私に子どもができたらこれをレギュラーおやつにします。
異論は認めない (※認めろ)
人参5本余裕で食べられる程度には美味しくて危ない…。
甘党の方々には是非ともオススメしたい1品です。
市販のお菓子ももちろん美味しいけど、
これなら野菜に苦手意識がある子どもでも 「おいしい!」って
言ってくれるんじゃないかなぁ…と思います。(※あくまで推測)
ガジャール・カ・ハルワについて
ガジャール (গাজর) はベンガル語で「にんじん」を意味します。
主にインド亜大陸(※)で食べられているスイーツで、
すりおろしたにんじん、ナッツ、牛乳、砂糖、ギーを煮詰めて作ります。
インドのあらゆるお祭りで、伝統的に食べられているそうです。
※インド亜大陸…インド・バングラデシュ・パキスタン・ネパール・ブータンなど
ハルワとは
では、そもそもハルワってなんや?というお話ですが、
これはアラビア語で”甘い”を意味する「ハルワ / حَلاوة」が語源になっています。
余談になりますが、
英語でじゃがいもは「Potato」、さつまいもは「Sweet potato」ですが、
アラビア語も英語と同様に
じゃがいもは「 بطاطا/ batata」、さつまいもは「 بطاطا حلوة / batata hulwa」
と、さつまいものことを”甘い”芋と表現します。
ハルワはおおまかに、分類すると
粉ベースのタイプとナッツバターベースのものがあります。
前者のハルワで使用される粉は
小麦粉、セモリナ粉、コーンスターチ、米粉など様々ですが。
トルコやインドではセモリナ粉が主流のようです。
粉を野菜に置き換えたものもポピュラーで、
それが今回紹介しているものに該当します。
インドやパキスタンでは、
ビーツ、ヤムイモ、にんじんのハルワが一般的だそうです。
今回はバングラデシュの料理として紹介しましたが、
ハルワは多くの国で食べられていて、様々なバリエーションがあるみたいです。
・・・が、そこに触れると話が広がりすぎてしまうので、
今回はここで切り上げ、内容がまとまったら改めて更新しようと思います!
…と、前置きが長くなりましたが、私が作ったレシピを参考までに
材料・作り方
【使用食材】
・にんじん…1/2本 (千切りで作りました)
・牛乳…100cc
・はちみつ…大さじ1
・アーモンド…5粒 (細かく砕いておく)
・ココナッツオイル…大さじ1/2
調べたレシピではお砂糖を入れていましたが、私ははちみつで代用しました。
ただ、入れなくても十分甘くて美味しいです。
【作り方】
①人参を炒めてしんなりさせる
②牛乳とはちみつを投入し、水分が飛びきるまで煮詰める
③火を止めてアーモンドとココナッツオイルを混ぜ合わせる
(高温加熱を避けるため、火を止めてから入れてます)
④容器に盛りつけて完成
…と、私は本来のレシピから大分アレンジを加えてますが、
さらにお好みでバニラエッセンスを入れたり、
はちみつの代わりに細かく刻んだデーツを入れても、
甘さにコクが出て贅沢なスイーツに。
スパイスを足すならシナモン、クローブ、カルダモンを入れると
素朴な味から、一気に香り豊かなスイーツになります。
(カルダモンは癖が強いので、苦手な方はシナモンとクローブだけでも。)
朝作って冷蔵庫で冷やしておけば、これを楽しみに仕事頑張れます。
余談
一時期、お菓子作りやパン作りのブームにより粉の売り切れが
続出していましたが、粉が無くても作れる料理は沢山あるし
野菜を使ったスイーツも捨てたものではないです。
みんな、野菜食べよう。
牛乳でしっかり煮詰めて、 人参の甘さポテンシャルを
余す事無く引き出しきっているので、野菜でありながら
「スイーツを食べてる!」という満足感はしっかりあります。
いかがだったでしょうか。
美味しいにんじんが手に入ったら、ベンガル流スイーツをお試し下さい。
きっとにんじんが好きになる。(※断言はできませんが…)
参考URL
・https://youtu.be/0DDJ4mpSSfs
・https://www.thekitchn.com/carrot-halwa-211251
・https://www.fropky.com/sugar-free-gajar-halwa-vt12596.html
・https://www.wisegeek.com/what-is-carrot-halwa.htm
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…当企画について。
日本から出たこと無い人間が自宅で世界の料理を作って
旅行気分を味わおう!と始めた1人企画。
私は基本的にお肉は低温調理しているので、
本来揚げたり焼いたりする料理も低温調理でアレンジします。
味の再現はできる範囲でやっていますので、レシピを見て
入手が面倒そうなスパイスや食材は省くか、代わりになるものを使用します。
あくまで”○○風”ですので「その調理法だと定義から外れてる!」的なのは
目を瞑っていただけると幸いです。
(海外旅行の経験は1度もないので、本場の味も何もないのです…)
ただ、本場で使われるスパイスやハーブ、調味料、食材の情報は
とても興味がありますので、教えていただけると喜びます。
[…] […]