
今月は、1人エスニック祭りを繰り広げております。
本日は、インドのかぼちゃ料理
「カドゥ・キ・サブジ / कद्दू की सब्जी」のご紹介です。
कद्दू = かぼちゃ (kaddu)
की = の (ki)
सब्जी = サブジ (sabzi)
サブジとは、野菜とスパイスの炒め煮料理です。
使用するスパイスは基本的に自由なようなので、
今回のレシピは参考まで。
材料・作り方

【材料】
・かぼちゃ…1/4個 (1口大にカット)
・マスタードシード…小さじ1/2
・フェヌグリークシード…小さじ1/2
・ヒング…2振り (あれば)
・にんにく…1片 (みじん切り)
・しょうが…1かけ (みじん切り)
・ターメリック…小さじ1/2
・ベジタブルストック…50ml
【補足1】
使用するスパイスは何でも可です。
特にヒングは身近なものではないので、省いても構いません。
個人的にマスタードシードはオススメです。
もし上記以外で使用するならクミンシードがオススメです。
(メジャーかつ汎用性が高いです)
【作り方】
①マスタードシード、フェヌグリークシード、ヒング、にんにく、しょうがをテンパリングする
②マスタードシードがパチパチ弾けてきたらかぼちゃ、ターメリック、ベジタブルストックを投入する
③全体が均一にまざったら、蓋をして中火で15分程度蒸煮にする
④15分立ったら蓋を開け、水分が飛ぶまでさらに煮詰めて完成
マスタードシードについて小話
南インドの料理といえばこれ!
というぐらいメジャーなスパイスです。
グリーンチリやカレーリーフと一緒にテンパリング(インドでは”tadka”)の
スパイスとして用いられることが多いですが、
その他にも、ピクルスやスープ(ラサム)など…
日本でいうところの醤油ぐらい身近に使用されるようです。
味付けというよりは、香り付けの要素が強い印象なので、
入れれば劇的に味が変わる!というわけではありませんが、
テンパリング時のパチパチ弾ける音と、
そこから放たれる香ばしい香りには食欲をそそられます。
私が見ている印象だと、使用されるのはブラウンマスタードシードで、
ホワイトマスタードシードは殆ど見かけませんでした。
いかがでしたか

以上「Kaddu ki sabzi」のご紹介でした。
使用するスパイスはシンプルですが、
テンパリングしたマスタードシードとフェヌグリークシードの香りが
存分にかぼちゃの旨味と甘みを引き立ててくれます。
ほっこり甘いかぼちゃに、スパイスの香ばしさが加わった
南インド風かぼちゃ料理、是非お試し下さい。
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…当企画について。
日本から出たこと無い人間が自宅で世界の料理を作って
旅行気分を味わおう!と始めた1人企画。
私は基本的にお肉は低温調理しているので、
本来揚げたり焼いたりする料理も低温調理でアレンジします。
味の再現はできる範囲でやっていますので、レシピを見て
入手が面倒そうなスパイスや食材は省くか、代わりになるものを使用します。
あくまで”○○風”ですので「その調理法だと定義から外れてる!」的なのは
目を瞑っていただけると幸いです。
(海外旅行の経験は1度もないので、本場の味も何もないのです…)
ただ、本場で使われるスパイスやハーブ、調味料、食材の情報は
とても興味がありますので、教えていただけると喜びます。