おうちで世界旅行 / 39日目 リトアニア ツェッペリナイ (Cepelinai)

肉入りいももちのような料理です。
美味しくないわけが無い。



本来のレシピでは、

①じゃがいもをすりおろして生地を作る
②肉種を作る
③肉種をじゃがいも生地で包み、俵型に成型する (俵というかアーモンド型)
④お湯で茹でる

という手順を踏むようですが、
肉種に火が通ったか否かの判断が難しいことと、
お湯に入れた瞬間生地がドロドロになりそうだったので
失敗のリスクを減らせるよう、オリジナルの作り方で挑戦しました。

「もはや全く別ものやないか」
と言われてしまうとそれまでなのですが、
使用材料は同じなので、案外遠くない仕上がりなのでは、
と思っております。(※雑)

作り方はざっくり後述しますが、
その前に今回の料理について小話を。

ツェッペリナイとは

ツェッペリナイはリトアニアの伝統的なじゃがいも料理で、
郷土料理として愛されているメインディッシュです。

料理の名前は、形を見ての通り
飛行船の「ツェッペリン(Zeppelin)」から由来しています。

先述した通り、作り方は
擂り下ろしたじゃがいもで生地を作り、
具材を包んで茹でる、という工程を踏みます。

基本的に具材はひき肉が用いられるようですが、
お肉の変わりにマッシュルームやチーズが用いられることもあるようです。
(美味しそう……)

形は大体10〜20cm程度のサイズで、食べ応えがあります。
(理由は不明ですが、東部よりも西部の方がサイズが大きいそうです)

ちなみに、リトアニアではこれに
・サワークリーム
・カリカリに焼いたベーコン
・フライドオニオン

を添える&かけて食べるのが主流のようです。
(絶対美味いやん)

ということで、この料理について雑談したところで、
参考までにレシピをば。

先述したとおり、簡単でかつ失敗が減るように
作り方をアレンジしていますので、その点ご容赦を。

材料・作り方

【材料】
・じゃがいも…4〜5個
・片栗粉…大さじ2

◆肉種
・ひき肉…150g
・玉ねぎ…1/8個 (みじん切り)
・ディル…大さじ1/2
・パセリ…小さじ1
・塩、コショウ…適量

味付け、使用ハーブはお好みでOKですが、
ディルは贅沢にお使いいただくことをオススメします。

【作り方】
①肉種を作って低温調理する
②じゃがいもを茹でてマッシュし、片栗粉と混ぜ合わせていももちを作る
③調理済み肉種を ②の生地で包む
④フライパンに並べて水50ml程度入れて蓋をし、5分程度蒸したら完成

ちなみに、カットするとこんな感じ。
肉種は低温調理しているおかげで、
とても柔らかくてジューシーです。

今回の料理について余談

定番付け合わせ3点セットですが、
私はいずれも持ち合わせていないので、
ピンクペッパーとパセリ、
水切りヨーグルトに塩とレモン汁を混ぜた物を
サワークリームの代わりに添えてみました。

ジューシーな肉と爽やかな酸味が合わさって
口当たりが軽やかになります。

ソースを添えると、味の変化を楽しみながら
食べられるのが良いですね。

いかがでしたか

ジューシーな肉種から
ディルの爽やかな香りが抜けて、
そこはかとなくヨーロッパを感じます。

本場の作り方とは大きく外れますが、
マッシュしたじゃがいもで肉種を包んで蒸すだけなので、
難しい工程は一切ありません。

もちもち生地とふわふわの肉種、
サワークリームとディルの爽やかな香りが同時に楽しめる
贅沢なリトアニアの郷土料理、是非お試し下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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…当企画について。
日本から出たこと無い人間が自宅で世界の料理を作って
旅行気分を味わおう!と始めた1人企画。

私は基本的にお肉は低温調理しているので、
本来揚げたり焼いたりする料理も低温調理でアレンジします。
味の再現はできる範囲でやっていますので、レシピを見て
入手が面倒そうなスパイスや食材は省くか、代わりになるものを使用します。

あくまで”○○風”ですので「その調理法だと定義から外れてる!」的なのは
目を瞑っていただけると幸いです。
(海外旅行の経験は1度もないので、本場の味も何もないのです…)

ただ、本場で使われるスパイスやハーブ、調味料、食材の情報は
とても興味がありますので、教えていただけると喜びます。

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