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当記事は、相方と福島県新白河へ行った時の
写真とともにお送りします。
オチのないただの日記なので、ごゆるりと。
だるくなったら、そっと戻るボタンを押して下さい。笑
突然ですが、みなさまはふきのとうデビューはいつでしょうか。
私はまさに今年です。
とっくの昔に学生を終えているので、
かなりの遅咲きデビューです。
外食で天ぷらの盛り合わせを頼んだ時に
どさくさに紛れてふきのとうの天ぷらが混ざっていた…
とは思うので、厳密に言えば初めて食べたのは
もっと前だったかもしれません。
ただ、「これがふきのとうの味と香りだ」
と分かって食すようになったには、今年からです。
ふきのとうと出会う
ふきのとうを知るきっかけとなったのは相方です。
いつだったかの冬、
一緒に福島県新白河にある翠楽園に行った時の話です。
行き先を希望したのは私だったので、
私は素直に日本庭園に感動していたのですが、
相方は
「あ、ふきのとう!」「あっちにも!」
「うぉーあっちにもある!」
「育ちすぎてるから美味しくないねー」
と、あちこちに生えていたふきのとうに
テンション高々でした。笑
しかも見つけるのが速いのなんの。
狩るのか…?という勢いが、あまりにも可笑しくて
「なんでそんなに見つけるの速いの!?」
と聞いたら
「好きなんだよ〜。毎年1回は必ず買っちゃうんだよね」
と返ってきました。
食材として好きなのは分かるけど、
野生のふきのとうをその速さで見つけられるものなのか…
ふきのとうが分かる
ちなみに、私のふきのとうに関する知識は、
幼い頃に「雪に埋もれたふきのとうの写真を見たことがある」
…程度のもので、雪がない環境下ではもはや太刀打ちできません。
(小学校の国語の教科書にありませんでしたっけ…?)
はじめは庭園やお花を中心に見て、写真を撮っていたのですが、
ふきのとうを見て嬉しそうにはしゃいでいる彼の姿を見ているうちに、
私も同じ景色を見てみたい気持ちになりました。
当時の私は味も香りも知らなかったので、
ふきのとうを見て何かの記憶を想起することはありませんが、
相方からふきのとうの居場所を教えてもらいながら写真に収めているうちに
自力で見つけられるようになり、段々愛着が湧くようになりました。(※単純)
ふきのとうを買う
実際に、買って食べるようになったのは今年に入ってからです。
というのも、相方と一緒に買い出しするようになったのが、
最近のことだからです。
なぜ一緒に行かなかったかは割愛しますが (行けなかった、に近いです。)
相方は道の駅やスーパーでふきのとうを見つけると、
考えるよりも先に手が伸びます。笑
付き合い始めたときから、よく買う食材の話は聞いていましたが、
実際に買い物のスタイルを見るようになったのはここ数ヶ月の話なので、
新しい発見がたくさんあります。
自分と全く異なる食材に惹かれる様子を見ていると、
私は私で買うものが偏っていたんだな、と気づかされます。
私は生まれてこのかた、ふきのとうに執着したことがなかったので、
彼がいなかったら死ぬまでふきのとうを買っていなかったと思います。
ふきのとうを食べる
私の人生初のふきのとう料理は「蕗味噌」でした。
揚げ物はやりたくなかったので天ぷらは却下。
揚げ物以外で初心者でも簡単に作れそうなものは…
と調べて一番はじめにヒットしたのがこれでした。
蕗味噌なら味付けしっかりだし、多少下手でも誤摩化せそう。
という、逃げのチョイスです。
結果はとても美味しかったです。
相方も1口食べて驚いたようで、食事を全て終えた後、
食後のデザートのように味噌だけチビチビ食べていました。
そして、その次に作ったのが先日ご紹介したお浸しです。
蕗味噌の美味しさは衝撃的でしたが、
一方せっかくの綺麗な色がくすんで勿体ないな、
という気がして、作るに至りました。
お浸しの方がふきのとうの苦味がダイレクトに来るので、
好き嫌いは大きく分かれると思いますが、
お互い苦いもの好きなので、これも美味しくいただきました。
そして極めつけがこの料理。
相方が作ってくれた「ふきのとうバターのチキンソテー」です。
これがものすごく美味しかったです。
ガーリックバターのふきのとう版…のようなイメージですが、
風味も香りも繊細で、とても優しい味でした。
初めて作ってみた…と言っていましたが、
さすが、香りの特性を分かっていると使いこなしが違います。
バターを残すのはあまりにも勿体なかったので、
お肉にたっぷり付けながら食べ、それでも余った分は、
お米につけて食べました。(お行儀は良くないですが;;)
旬が長くないのが寂しいですが、
だからこそ思い出補正がかかりやすんだろうなと思います。
(おせちも、毎日食べていたら年の瀬感出ない。みたいな)
私の、思い出補正ありきの好物は甘栗ですが、
歳を重ねるにつれて、どんどん旬の食材を好きになっていくのかな、
と思うと、今から楽しみです。
おわりに
最初は全く未知の存在でしたが、
彼のおかげでふきのとうに触れるきっかけができ、
蕗味噌や、ふきのとうのお浸しが生まれました。
その後もちまちまと、ふきのとう料理を作っているので、
美味しくできたものは随時更新していければ、と思います。
私とふきのとうのお話でした。