料理日記 222 / 新年のご挨拶と2022年のおせち・年末年始に食べたもの

2022年初日の出。

あっという間に三が日も過ぎてしまいましたが、
あけましておめでとうございます。

みなさまは良き年末年始を過ごせましたでしょうか。

我が家はテレビがないので、
紅白を見たり、駅伝を見たり…
ということはありませんでしたが、
大晦日に野鳥を見納めに散歩に出かけたり、
他愛もない話をしながら甘栗を剥いたり、
オセロやルービックキューブで遊んだり。
まったりとした時間を過ごすことができました。

最近は時間を気にしてしまったり、
お互いの繁忙時期が合わなかったりで
一緒にゆっくりできる機会が減りつつあったので、
良い締めくくり、良い始まりとなったと思います。

昨年の振り返りは、また改めて綴ります。
(いつになるかわかりませんが…)

ということで今回は
タイトルの通りおせちネタです。

2020年は正月直前の食材の高騰に度肝を抜かれたので、
今回は一昨年の反省を活かして、食材が値上げする前に…と
クリスマス前から材料調達を始めていました。

その甲斐あって、今年は比較的余裕を持って
完成させることができました。
(対して、クリスマスは一切スルー。笑)

10月もそうでしたが、
私はどちらかというと日本の行事に気分が上がるので、
ハロウィンではなく十三夜、クリスマスよりも大晦日に
気合を入れたくなります。

というと誤解を生みそうですが、
街中がハロウィン一色になったり、
クリスマスカラーで盛り上がる様子は好きです。

美味しい誘惑も沢山あって、
見ているだけで満たされます。

特に、お店のBGMがクリスマスソングに切り替わると、
今年もそろそろ終わるんだな…と、
しみじみした気持ちになります。

話が逸れました。笑

そんなわけで勢いを余らせて完成したので、
少しフライングして大晦日から食べ始め、
元日に無事完食しました。

相方共々大きな事故もなく、
元気に年を越せてよかったです。

さておせちについてですが、
昨年は制作過程なども記録していましたが、
今回はまめに写真を撮る余裕がなかったので、
完成品とあとはひたすら雑談の記事になります。

ということで、雑談も長くなりましたが
今年のおせちのご紹介をば。

2022年のおせち

どん。

今年はこんな感じにおさまりました。

昨年は2段の仕様でしたが、
盛り付けるおかずの数は奇数という決まりがある関係上
2人暮らしでは半分こするのに都合が悪かったので、
上段2つはお揃いの盛り付け、
3段目に筑前煮をたっぷり詰めました。

なので、
一の重には祝い肴と口取り、
二の重には焼き物
…といったルールは無視しています。

おせち 一の重、ニの重

中身は

・松風焼き
・紅白なます
・きんぴらごぼう
・かまぼこ
・たたきごぼう
・ひじきの煮物
・伊達巻き
・八幡巻き
・海老の旨煮
・ぶりの照り焼き
・さつまいも茶巾

です。

市販品、添加物、砂糖は不使用で作りました。

年末年始は食べ過ぎがちになりますが、
せめてタンパク質は沢山摂りたかったので
昨年よりも魚介系のおかずを多めに作りました。

ということで、かまぼこと伊達巻きには
アミノ酸スコアが高いタラを使用しています。

魚でタンパク質を摂るなら、とりあえず
タラかサーモン食べておけば大丈夫思っています。(雑)

かまぼこはタラのすり身に調味料を加えて蒸し、
伊達巻きはすり身に卵を加えて焼き上げるので、
いずれも大変な高タンパクでございます。
(おせちに入れた分だと推定1人あたり25g)

かまぼこを蒸す様子がこちら。

これだけのために板を購入するのが面倒だったので、
ラップで整形して蒸しました。

板を入手するために板かまぼこを買うのは本末転倒ですしね;;笑

しかし、かまぼこは練りが甘かったのか、
蒸す工程で少しひび割れが発生してしまったことと、
舌触りに魚肉感が残ってしまったのが反省点。

今年またおせちを作るとしたら、
数種類の魚を混ぜてしっかり練ろうと思います。

さらに、伊達巻きに関しても
卵の分量をケチった上に、焼けてからやや時間を置いた結果
生地が硬くなって上手く巻けないというアクシデントが発生したので、
今年こそはふんわり柔らかく焼けるよう材料や時間に気を遣いたいです。
(一昨年上手くいったので高を括ってました。笑)

その他のおかずに関しては、普段の作り置きの延長…
といった感じなので、特筆することはありませんが、
今年は海老の旨煮がえらく美味しくできて
相方と共に噛み締めながら食べました。

あと、一昨年さつまいも茶巾は甘栗を入れましたが、
今年はたまたま手頃な紫芋が手に入ったので、
2色の芋茶巾にしてみました。

市販品と添加物なしで作ると色が偏ってしまうので、
紫が入って華やかにまとまった気がします。

おせち 三の重

そして3段目はぎっしり筑前煮。

一昨年は2段目半分に敷き詰めましたが、
そのとき筑前煮が好評だったことも踏まえて、
今回は贅沢にたっぷり作ってみました。

ぱっと見れんこんまみれに見えますが、
下には里芋、椎茸、ごぼう、こんにゃく、いんげんが
ゴロゴロと入っています。

見た目を重視して飾り切りしたものを上に置いた結果、
盛り付けがこの形に落ち着いた次第ございます。

この手の煮物の味付けはいつも感覚に任せて味付けするのですが、
今年はさっぱりとした味に仕上がりました。

作ってすぐに食べた時は「味薄かったかな…」
と思いましたが、食べる頃には味が落ち着いて、
個人的にはちょうどいい具合でした。

あと、かまぼこと伊達巻きが味濃いめに仕上がったので
結果としてバランスが取れたと思います。

大晦日の献立 / おせち・ぜんざい・甘栗

大晦日の晩ごはんはこんな感じでした。

本当は元旦のお楽しみ…とも思っていたのですが、
特に勿体ぶる理由もなかったので、
「できたから今日から食べちゃおうか」
というノリでした。

北海道は大晦日からおせちを食べ始める…
と聞いたこともあるので、
今回は北海道スタイルに倣ったということで。

みかんは相方がスーパーで衝動買いしたものです。笑

うちにこたつはありませんが、
やっぱり冬はみかんが食べたくなりますね。

普段は各々のマグカップで飲み物を飲んでいますが、
せっかくの節目なので、それらしい湯呑みを引っ張り出してきました。
(と言っても、100均で買ったものですが…)

そして、こちらが相方が作ってくれたぜんざい(おしるこ)。

黒糖とはちみつを併用して炊いてくれたので、
風味が豊かでとてもコクがありました。

豆を洗ったり、渋抜きをしたり、
手間のかかる工程がたくさんあったと思いますが、
丁寧に時間をかけて作ってくれました。

いやぁ…贅沢。

小豆は道の駅で購入したので値段はお手頃でしたが、
味は大変に美味しかったです。

ちなみに、

私はこれを見たら「ぜんざい」と言うのですが、
これはどうやら関西での呼び方のようです。

こしあんのものは「おしるこ」
つぶあんのものは「ぜんざい」

という認識でいたので、
相方が「おしるこ作る」と言った時は
「こしあん作るの!?」と聞き返したのですが、
調べたところによると、関東では
つぶあん、こしあんにかかわらず
汁気の多い餡子のことを「おしるこ」と呼ぶようです。

食の文化は地域差が顕著に出て面白いですね。

そしてこれが、2人でひたすら剥いた甘栗。

出かける用事があった相方に
「甘栗があったら買ってきて」と頼んだところ、
一番大きい袋を買ってきてくれました。

年末でスーパーは激混みだったみたいなのですが、
そんな中買ってきてくれて本当に感謝です…

大事に噛み締めて食べます。
1個50回ずつ噛みます。

そして全て剥き終えた栗。

冷蔵保存したものは600Wで40秒、
冷凍保存したものは600Wで1分30秒
レンジで加熱して食べるのが好きです。

甘みと香ばしさが増してたまらないんですよね…

1.5kgもあったので、半分ぐらい剥いて残りは翌日…
というつもりでいましたが、剥き始めると気分が乗って
全部剥ききってしまいました。

おそるべし、大晦日の精神的余裕。

しかし指先を酷使し過ぎて、
翌日物を掴む度に指が痛みました。笑

ちなみに、相方は途中で爪が痛くて耐えられない、と
フォークを「く○わり君」のように使って剥いていました。

元旦の献立 / お雑煮・おはぎ

元旦の一発目はお雑煮とおはぎを作りました。

あんこは大晦日に相方が炊いてくれたものを拝借し、
中身は白米に片栗粉と水を加えて餅米風にしました。

初めて挑戦するので、上手く成形できるか心配でしたが、
あんこがいい具合にこってりしていたので、
思ったよりも苦戦することなく成形できました。

そして、お雑煮はこんな感じ。

筑前煮を作るために冷凍保存していた食材を使ったので、
見た目がもろに被っています。笑

市販のお餅は買っていませんが、
図らずも相方が白玉粉と間違えて上新粉を買ってきたので、
上新粉で丸い団子を作りました。笑

お雑煮は個人的にすまし汁が好きなので、
醤油と酒であっさりした味にしました。

お雑煮こそ地域差が出るものだと思いますが、
実家ではすましに丸餅…だった気がします。

我が出身、兵庫県を調べたところ餅は丸、
味付けはすまし汁と白味噌が混在しているようです。

一方、相方の出身地の群馬県では
けんちん汁風で食べるのが主流?のようで。

汁はすまし汁で、鶏肉や椎茸、根菜類を
たっぷり入れて作るそうです。

高崎では「つと豆腐」と言われる正月限定の
お豆腐も出回るそうで、これが大変興味深いです。

相方の出身は高崎ではないので、
つと豆腐を食べる習慣はないかもしれませんが、
来年機会があればぜひ食べてみたいです。

いかがでしたか

思った以上に長々なってしまいましたが、
今年のおせちと、年末年始に食べたもののまとめでした。

昨年は住む場所も仕事もガラリと変わって、
バタバタしているうちに1年が過ぎていました。

とはいえ、あっという間だったわけではなく
「やっと1年走り切った」という思いの方が強いです。

昨年は思うように勉強の時間がとれなかったので、
今年はもっと学ぶことに時間を設けて、
創作活動の幅も広げていきたい次第です。

雑談多くマイペースなブログですが、
今後もゆるりと楽しんでいただけると幸いです。

ではまた。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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