料理日記 163 / 日本米とバスマティライスで米粉を作った話

今日はレシピというより”やってみた記録”です。

我が家には小麦粉がないので、お菓子を作ったり
粉物料理を作る際は片栗粉やアーモンドパウダー、
ココナッツパウダーなど別の粉で代用しています。

ただ、粉を買うことすら面倒な私は
アーモンドやオートミールを粉にして
その場を凌ぐこともしばしばあります。

…が、
いつも同じ材料を粉にするのも飽きてきたし
別の粉欲しいなと考えていたところで
「米粉って自作できないのか?」と思い立ちました。

調べたら見事に自家製の米粉を作っている方が
いらっしゃったので、こちらのレシピに習って
私も米粉を作ってみました。
(素敵なレシピをありがとうございます。)

で、我が家にはせっかく日本米とバスマティライスが
常備されているので、どうせなら両方で米粉を作って
どのような違いが出るか試してみようと踏み切った次第です。

私が参考にしたレシピでは、
浸水させた米をオーブンで乾燥させていましたが
フライパンでもできますよ〜とも記載があったので
フライパンで炒る方法で作ってみました。

同じ米とはいえ、粘りが強く丸っこい日本米と
粘りなどないパラッパラの細長いバスマティライス、
全く性質の異なるお米たちなので
同じ料理を作っても違った仕上がりになりそうだな
と今から色々な料理に使って食べ比べするのが楽しみです。

一応作業工程も写真を撮ったので、
自分用の記録としてここに残します。

材料・作り方

日本米とバスマティライスで米粉を作った話
Print Recipe
写真はバスマティライスで作った際のものです。 元レシピのURLは当記事に記載しています。
分量 下準備
1 合分 5 時間
調理 所用時間
20 5 時間
分量 下準備
1 合分 5 時間
調理 所用時間
20 5 時間
日本米とバスマティライスで米粉を作った話
Print Recipe
写真はバスマティライスで作った際のものです。 元レシピのURLは当記事に記載しています。
分量 下準備
1 合分 5 時間
調理 所用時間
20 5 時間
分量 下準備
1 合分 5 時間
調理 所用時間
20 5 時間
材料
分量: 合分
作り方
  1. 米を5時間程度水につけて浸水させる
  2. 十分に浸水したら米をザルにあげて水を切り、カラカラになるまでフライパンで炒る
  3. ミルミキサーで粉上に挽いたら完成

作ってみての感想

こちらが出来上がった米粉。
左:日本米
右:バスマティライス

ミルで挽く時間は概ね合わせたつもりでしたが、
バスマティライスの方が粒子が粗くなってしまいました。

米の性質によるものなのか、私の撹拌不足なのか、
1度の結果では判断がつきづらいですが
私の挽きが甘かったと判断しています。
(ダメですねぇ…)

ミルにかける時間を見落としていたのは迂闊でしたが
そこはさておいて感じたことは以下の通りです。

バスマティライス
・元の香りがほぼそのまま保持されている
・パラパラで炒りやすい

日本米
・炒ると香りが香ばしくなる
・粘りがある分炒りづらい

といった点が、初回に作って気がついた違いです。

この2点に関しては、実際にやらなくても
想像つく結果ではあるので面白みには欠けますが、
あくまで今回は実践の結果なので
「そんなこと考えればわかるじゃん」
というのは無しでお願いします。笑

◆香りについて

バスマティライスはアロマティックと言いますか、
何やらエキゾチックな香りがします。

デフォルトで独特な香りがするので
それがそのまま保持されているだけなのですが、
炒る前後で香りが大きく変わった印象はありませんでした。

一方日本米の方はお馴染みおせんべいや焼きおにぎりに似た
香ばしい香りがしました。

日本人に生まれてきたので、やはり日本米の香ばしさは
馴染み深く食欲をそそられる香りでしたが、
個人的にはビリヤニを彷彿とさせるバスマティライスも
捨てがたく好みです。

◆炒りやすさについて

炒りやすさはバスマティライスの方が優位でした。
そもそもおにぎりが作れない程度には粘りのない米なので
炒る際もくっつきが少なく、ムラなく炒ることができました。

それに対し日本米は粘りがある分周囲の粒とくっつき
塊を見つけては潰し…を繰り返しながら炒りました。

そのためかバスマティライスと比較すると
炒りムラが多くできたような気がします。
(光の具合を差し引いてもムラがあることが
伝わるかと思います。)

ただし、火加減や加熱時間までは調整していないので
私の炒りスキルの問題である可能性は否めません。

最終的にはミルにかけて粉末状にするので、
この程度の焼きムラであれば風味に影響しないかな
と勝手に思っています。

◆私的結論と独り言

水分をしっかり飛ばすことができれば
バスマティライス、日本米いずれのお米でも
問題なく米粉自体は作ることができました。

米粉の違いが料理にどのような影響を
及ぼすかは追々検証する必要がありますが、
思っていたよりも仕上がりに差がなく意外でした。

調べたところ、バスマティライス粉もしっかり商品として
世に出ているようです。
(Basmati rice flourで検索するとヒットします)

米文化がある地域では小麦粉の代替製品として
親しまれているのかなと思いました。

私自身は相方と一緒に住み始めるまで米を殆ど
食べなかった人種なので米と戯れている現状が新鮮ですが、
せっかく米文化が栄えた国に生まれてきたので
今後私も積極的に米粉料理を開拓しようと思います。

おまけ 使用したバスマティライス

今回使ったバスマティライスはこちらです。

味にこだわって買ったというよりは
純粋にパッケージに惚れ込んで買っています。
いつもお世話になっているハラルショップで
3000円しないぐらいで購入できます。

デーツやスパイス然りこの手の食材は
通販だと値が張るので、もし近くに
アジア食料品店やハラルショップがあれば
そちらで購入することをお勧めします。

実店舗までは遠いし5kgは多いな…という方は

アメ横大津屋さんのパキスタン産バスマティライスもおすすめです。
一人暮らしの際はこちらによくお世話になっていましたが、
1kgの小ロットで比較的安価なのでちょっと試しに食べてみたい
という方にはちょうどいい分量だと思います。

(ちなみに、やや割高になりますがこちらのショップでは
インド産のバスマティライス500gも取り扱っています。)

いかがでしたか

そのままミルにかけられるアーモンドやオートミールとは違って
浸水したり、乾燥させたりと工程は必要になりますが
味に癖もない上に安価なので、汎用性は一番高いのかな
と思っています。

実はこの後、米粉を自作した嬉しさのあまり
勢い余って酒粕パウンドケーキと
ココナッツクッキーを焼きました。


パウンドケーキはしっとり濃厚に、ココナッツクッキーは
香ばしくざっくざくに作ることができて
「小麦粉なしでこの食感になるの?」と感動しました。

クッキーに至ってはすでに何度か焼いて
黙々と食べています。笑

初回で作ったパウンドケーキは酒粕の配分が多く
しっとりしすぎた感じがあったので、
次に作るときはプレーンな風味のもので
再チャレンジしようと思います。

そして最終目標はパンです。
自家製の米粉…というか、我が家のミルだと
粒子が粗く仕上がってしまうので
初回はおそらく失敗すると読んでいます。

イースト菌と米粉の組み合わせは
現状の自分にはハードルが高いので、
(勉強がたりておりません…)
まずはケーキの類から徐々に攻めていきたいです。

長々となりましたが
バスマティライスと日本米で米粉を作り比べた
自由研究のお話でした。

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参考URL

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