いよいよスーパーや道の駅に並ぶ野菜は
夏らしいラインナップに切り替わり
つい最近まで「山椒の葉」だったものが
「山椒の実」にシフトしていました。
着実に成長しておられる。
さらにスーパーでは、連日トマトやナスがこれでもか
というぐらいずらりと並んでいるので、
買い物メモにないにもかかわらずその眩い輝きに
惹かれてつい衝動買いしてしまいます。
ということで本日は
衝動買いした山椒の実となすを使って
「サバとナスの生姜山椒煮」
を作ったのでメモです。
甘辛煮というと豚肉や牛肉でも良かったのですが、
直感で「サバが良い」と思ったのでサバを使用しました。
なので他意はないです。笑
結論から言うとこれは本当に美味しかったです。
そしてサバのチョイスも大正解でした。
元は甘くてこってりしたトロトロのナスが食べたい…
ということから献立を考え始めたのですが、
良い具合に実山椒も手元にあったので
せっかくなら一緒に煮詰めて旬らしく仕上げよう
ということで今回の味付けに落ち着きました。
山椒と生姜の刺激や辛味が加わることで
甘さやしょっぱさに偏ることなく
風味と味わいのバランスが取れます。
濃厚な味と爽やかさを兼ねた香り豊かな煮物になりますので、
ナスと山椒が美味しい今の時期に是非1度お試しください。
食材を分けて加熱したり、調味料を分けて入れたりと
やや手間はかかってしまうのが難点ですが
やること自体はとても単純なので
ちょっとだけ手間かけてみようかな
という時にちょうど良いレシピだと思います。
長々なりましたがレシピの紹介を。
材料・作り方
- サバを軽く水洗いし、表面の水を拭き取る
- ポリ袋にサバの切り身と片栗粉を入れて身の表面に満遍なくまぶす
- フライパンに大さじ1程度油を敷き温まったら、サバを皮面から焼く
- 両面にある程度焼き色がついたら一度取り出す
- 同じフライパンに再度油を敷き、なすを炒める
- 油が全体に馴染みある程度火が通ったらサバと【調味料1】を加える
- 落とし蓋をして弱火〜中火で5分程度煮る
- 時間が経ったら落とし蓋を外し【調味料2】を加え、時々全体をかき混ぜながら水分がある程度飛んでとろみが着くまで煮詰めたら完成
いかがでしたか
先にみりん、はちみつ、酒で煮て魚の身やナスに
甘さを入れてから醤油を加えて煮詰めるので
濃厚な味ではあるものの、濃い見た目とは裏腹に
とても優しくまろやかな甘味があります。
山椒のピリッとした刺激と
生姜の芯から温まる辛さも相まって
ご飯が無限に食べられる煮物になります。
冗談抜きにどんぶりに山盛り作って
ひたすら食べ続けたいぐらい。
上述の通り、私の理想のこってり甘い煮物を目指したので、
減塩中の方にはやや不向きかもしれませんが、
脂が乗った食べ応えのあるサバと
トロトロに煮えた甘いナスが食べたい
という方には大変おすすめです。
ナスが美味しくなるこれからの季節に
生姜と山椒がピリッと効いた
サバとナスの生姜山椒煮、是非お試しください。
多分お酒にも合います。
料理の味付けについて 独り言 (※無益)
私は和食の味付けが苦手です。
というのも、塩で味の調整をするスパイス料理と比較して
調味料の加減が読みづらいからです。
(スパイスもまだ勉強中ですが…;;)
食材の量に対して醤油をどの程度入れたら
どのぐらいの塩っぱさになるのか。
みりんをどの程度入れたらどのぐらい甘くなるのか。
今の私の料理スキルでは出来上がり前に仕上がりの味を
想像することが難しいです。
という苦手意識も相まって
こってり甘辛いものが食べたいな…
と思うことは多々あるものの、味が濃くなるのが
怖くてつい薄味になりがちです。
塩分の取りすぎはよくないので、それはそれで良いのですが
食事は一日に1〜3回と限られた回数しかないので
せっかく食べるなら自分が「これだ!」と思うものを
食べて締めくくりたいわけです。
そんなわけで思い切って普段より濃いめに味付けをしたところ
まさに理想の味ドンピシャリなこってり煮物が誕生しました。
バターやオイル、甘味の量然り
カロリーが気になりつい控えめになりがちですが、
美味しいものを作るにはある程度の思い切りが
必要なんだなと思った今日この頃でした。