今月に入って、蒸し栗、焼き栗…と堪能し、
連日心が満たされております。
先日の焼き栗記事の最後で、
「食べ終わった栗を燻製チップとして利用できるらしい」
というお話をしました。

(剥いた後乾燥させた栗の皮。)
ということで本日は、
実際に栗の殻チップで燻製したお話をまとめていきます。
今回燻製したものは以下の通り。
・焼き栗 (燻製用にとっておきました)
・さつまいも
・かぼちゃ
・デーツ
秋の味覚山盛りセットに、1つ異色なデーツがございます。
というのも、
燻製器を教えてくれた方 (以後Aさんとします)が、今度は
「ドライフルーツの燻製美味しいよ」
という、大変興味深い情報を教えてくださり、
そんなのやるしかない!ということで、実践した次第です。
家に常備されているものがデーツしかないので、
今回は取り急ぎこれでやりましたが、
他のフルーツも別の機会に挑戦してみます。
チップと燻製する果実は属性を揃えたほうが相性がいいのでしょうか。
(さくらチップならバラ科の果物…とか)
それも含めて、ちまちま検証していきたいですね。
前置きが長くなりましたが、それでは始めます。
手順
① 栗の殻をセットします。
②網に食材をセットします。
隙間を空けた方が煙が上手く循環する…ということは
承知なのですが、食欲に勝てず欲張りコース。
あと、さつまいもの見た目がイケてないです。ご容赦を。
③食材をセットしたら中火で点火し、煙が出るまで熱する
④煙が出てきたら蓋をしてそのまま15分ほど燻す
⑤15分経ったら火を止めて、さらに30分ほど放置
燻製後がこちら。

…お?あんま変わってない。
(割とマジで失敗したかと思った)
色づきが控えめなのは、網の上に乗せすぎたことが要因だと思いますが、
もしかしたら、栗のチップの特徴なのかもしれません。
いずれにせよ、欲張り過ぎは良くない。
(※でも沢山食べたいというジレンマ)
個人的に、見た目にこだわりたいわけではないので
それなりに香りがついていれば良いかな~と思っていますが、
「色づき」と「香りの吸着率」には相関があるのでしょうか。
気になることが沢山ありすぎて、回収が大変ですね。
香りは甘くて良い香り。まさに天津甘栗のような芳香が漂います。
あぁ…秋じゃ。

ちなみに、燻製終わったあとの殻の状態はこちら。
しっかり燃え尽くして(?)います。
実食

結論から言いますと、
デーツがすさまじく美味しい。
今回燻製した中でぶっちぎり美味しかったです。
ただでさえ甘くて美味しいデーツが、さらに香り高く、甘くなるなんて。
燻製のポテンシャルに驚きました。
教えてくださったAさんには感謝しきれない…
さくらと比較すると香りや甘さは控えめな印象を受けました。
先に述べたように、栗チップの特性なのか、
網に食材を乗せすぎたのが原因なのかはわかりませんが、
香りが控えめな分、食材の味も感じることができます。
感想 まとめ
…ということで
今回実践した、栗チップ燻製の感想をまとめると
・色づきは控えめ
・香りは天津甘栗に似た甘い芳香
・デーツの燻製が美味しい…!!
という発見がありました。
まだまだ栗の殻は残っているので、
網に乗せる分量や、使用する食材を変えて
また栗チップ燻製を楽しみたいと思います。
贅沢で美味しい秋をありがとう。栗。
いかがでしたか
長々なりましたが、
栗の皮を燻製チップとして再利用したお話でした。
燻製器がなくても、フライパンや鍋で燻製する方法もあるみたいですし、
栗の殻があれば、ウッドチップを買う必要も無いので
環境にも良く経済的でもあります。
燻製には興味あるけど、道具を揃えるのはハードルが高い…
という方には、大変便利なお試しチップだと思います。
是非、お試し下さい。