
おうちで世界旅行 16日目 トルコ キョフテ (köfte)
あっちへ行き、こっちへ行きしているおうちで世界旅行、
今回は手軽に作れそうな料理がいいなと調べている中見つけた、
トルコのキョフテを作ってみました。
名前は馴染みがないと思いますが、
シンプルにハンバーグのようなものです。
肉の塊であればキョフテと呼べそうだったので、
今回のレシピでは、先日ブレンドしたイエメンのスパイス
「ハワイジュ/حاوايج」を使ってみました。
ハワイジュのブレンドレシピはこちら
使用するスパイスは種類が多いほどスパイシーで香り豊かに仕上がりますが、
なければパプリカパウダーやクミン、ナツメグだけでも美味しく仕上がります。
…と、この流れでレシピといきたいところですが、
その前にキョフテについて概要をば。
キョフテ (köfte) とは
トルコや中東、中央アジアなどでメジャーな肉料理です。
ひき肉にスパイスや玉ねぎを混ぜて団子状にして焼き上げる、
日本でいうところの、ハンバーグのような食べ物です。
余談ですが、ハンバーグっていかにも英語感ありますが、
和製英語のようで、アメリカでは通じないみたいです。
…というより、ハンバーグのような食べ物が無いため、
該当する単語が無いとかなんとか…。
使用するお肉は牛肉やラム肉が主流のようですが、
鶏肉を使ったり、卵を入れるものもあったり、
使用する食材や調理法は国によって様々です。
ちなみに、
ムスリムでは豚肉はNG。
インドでは牛肉はNG です。
また、ベジタリアンバージョンのキョフテも存在し、
ギリシャ、キプロスでは
「コルト・ケフテーデス / χορτοκεφτέδες」
χορτο = 葉物野菜
κεφτέδες=ミートボール
(翻訳機では「草」と出てきたので、この訳は私の解釈です)
見た感じ、ほうれん草入りのじゃがいもボールのようでした。
インドでは
「ラウキ・コフタ / लौकी के कोफ़्ते」
लौकी = 白ひょうたん
कोफ़्ते = キョフテ
という具合に、お肉の変わりに
野菜を主役とするキョフテもあります。
様々な国で親しまれている料理なので、
使用する食材やスパイス、調理法も様々です。
モロッコはタジン鍋使うとか、
イスラエルはトマトソースを使うとか
南インドではカレースタイルで作るとか
…あぁ、どれも美味しそう。
時間ができたら、世界のキョフテ祭りやりたいです。
材料・作り方
私はつなぎ無し&低温調理で作っています。
メモ書きとして作り方を載せていますが、普段ご家庭で
作っているハンバーグにハワイジュを入れるだけでOKです。
【材料】
・合い挽き肉…150
・玉ねぎ…1/2みじん切り
※サイリウム (オオバコ)…小さじ1/2
・ハワイジュ…小さじ1
・コショウ…お好み
・塩…全体重量の0.9%
※サイリウムを入れるともちっとした食感になります。
無ければ省いても問題ありません。
【作り方】
①みじん切りした玉ねぎをレンジで2分温め、熱を取る
②ひき肉、玉ねぎ、ハワイジュ、塩を全て混ぜ合わせ、
粘りが出るまで捏ねる
※体温で油脂が溶け出してしまうので、手で触れないよう
スプーンや綿棒で叩いて粘りを出すのがおすすめです。
(食えれば良いんや!という場合は、全部ポリ袋にぶちこめば洗い物無しですb)
③形を整えてジップロックに投入、60℃で1時間以上加熱
④仕上げにフライパンで表面を焼くか、
バーナーで炙って焦げ目をつけて完成
ガッツリ肉料理でありながら、
複雑に絡み合うスパイスの香りも楽しめる料理です。
カレーっぽさもあるので、ご飯にもよく合います。
デミグラスハンバーグも、和風ハンバーグも間違いないですが、
たまにはスパイスハンバーグもいかがでしょうか。
参考URL
・キョフテ作り方
https://youtu.be/VIbUqw5MNYE
https://youtu.be/LGrVm0h8d0M
・ラウキコフタ
https://foodviva.com/lunch-recipes/lauki-kofta-curry/
https://www.vegrecipesofindia.com/lauki-kofta-lauki-kofta-curry/