料理日記 201 / 酒粕ガトーショコラ (小麦粉・砂糖・生クリーム・チョコレート不使用)

今日も今日とて雨が降っていました。

私が住んでいた地域では、懸念されていたほどの大雨には見舞われず
涼しくて快適な1日を過ごすことができました。

また、先日切開した耳の容体も大分よくなり、
痛み止めを飲まずに生活ができるぐらい回復しました。

ツイッターの方では本当にたくさんのお見舞いコメントをいただき、
SNSの世界の温かさを改めて実感した次第です。

そして今日、先日切開した耳の経過を診てもらうため
耳鼻科へ行ったのですが、入るや否や
「黒澤さん我慢強いよねぇ。
あそこまでなるまでに相当痛かったと思うんだけど」
と言われました。笑

そんなにひどかったのか…。

元々痛みに強い…というのか、痛みに鈍感というのか、
外部からの刺激にあまり反応しない自覚は微かにありましたが、
これは「自称鈍感」ではなく、本当に鈍感なのかもしれません。

良くも悪くも。

そして、診察が終わってお会計の際
「黒澤さん、黒澤あおいさん〜」
と呼ばれたので立ち上がろうとしたら
3歳ぐらいの男の子が
「は〜〜い!!」
と元気に走っていきました。笑

すかさずお母さんが「ちがうちがうっ;;」
と追いかけて、途中で引き戻されましたが
私が男の子に
「あれ〜〜(^ω^)??」
と話しかけると、その場にいた人がみんな笑っていて
なんだこの平和な場所は。と思いました。

日本もまだ捨てたものではないです。
そして、こどもは可愛い。

と、私の耳鼻科日記はここまでにして。

本日は
「酒粕ガトーショコラ」
を作ったのでメモです。

酒粕というと冬のイメージがあるので
なんとも季節外れな感じが否めませんが、
我が家は相方共々酒粕が好きなので(特に彼)
冷凍庫に常備されています。

ただ、使用する時とそうでない時にはやはり波があるもので
最近は冷凍庫の肥やしになりかけていたので
救済すべくガトーショコラに昇華してみました。

結論から言うと、個人的には大ヒットでした。

万人受けするかは自信がありませんが、
少なくとも私の好きな味だった…という意味で。

酒粕の香りがガツンときたあと
ココアの香りがすって抜けてくるので
これらの香りが好きな方には
とてもハマるケーキだと思います。

ラムケーキの酒粕版みたいな。

また、タイトルにもある通り今回のレシピは
チョコレートも生クリームも
砂糖も小麦粉も一切不使用です。

…が、酒粕のしっとり濃厚な質感のおかげで
ずしっと重厚感のあるガトーショコラになります。

ハロウィンでもクリスマスでもバレンタインでもない
タイミングでこのレシピは季節外れ感半端ないですが
酒粕とココアパウダーをお持ちの方は
是非お試しください。

あ、あと、酒粕は初めに牛乳と一緒に火にかけて
アルコールを飛ばすので下戸の方でも食べられます。

前置きが長くなりましたが、レシピのメモを。

材料・作り方

酒粕ガトーショコラ (小麦粉・生クリーム・チョコレート不使用)
Print Recipe
調理時間に生地を寝かせる時間は含んでいません。
分量 下準備
6 号型使用 20
調理 所用時間
25 45
分量 下準備
6 号型使用 20
調理 所用時間
25 45
酒粕ガトーショコラ (小麦粉・生クリーム・チョコレート不使用)
Print Recipe
調理時間に生地を寝かせる時間は含んでいません。
分量 下準備
6 号型使用 20
調理 所用時間
25 45
分量 下準備
6 号型使用 20
調理 所用時間
25 45
材料
分量: 号型使用
作り方
下準備
  1. 材料Cはあらかじめ混ぜ合わせておく
  2. オーブンを180度に予熱しておく
生地作り
  1. 材料Aを鍋でごく弱火にかけ酒粕がペースト状に馴染むまで混ぜ合わせながらアルコールを飛ばす。
  2. ボウルに移して粗熱を取る (卵が凝固しない程度まで冷ます)
  3. 粗熱が取れたら材料Bを入れて混ぜ合わせる
  4. 綺麗に混ざったら材料Cを加え、ヘラで混ぜ合わせる
  5. まんべんなく混ざったら、クッキングシートをセットした方に流し入れる
  6. 180度に予熱したオーブンで20〜30分焼き、爪楊枝をさして生地が中まで焼けたらそのまま2時間程度オーブンの中でゆっくりと冷ます
  7. 焼き上がりの様子。ケーキは焼き上がり後じっくりと覚ました方が形状を維持できる…らしいです。
  8. 時間が経ったらさらに粗熱を取り、冷蔵庫で1時間程度寝かせたら完成。一晩寝かせるとより濃厚でずっしりとした味わいになるので是非じっくりと寝かせてください。

いかがでしたか

ラム酒入りガトーショコラのような味わいですが、
鼻から抜けるのは酒粕の香りなので
洋菓子ながらそこはかとなく和のテイストも感じます。

コーヒーや紅茶にもよく合いますが、
渋めの緑茶やほうじ茶とも相性がいい
和洋折衷なスイーツです。

また、生クリームもバターも使わず
さらにはチョコレート不使用のため
カロリーはそこそこカットされているかと思います。

チョコレートはカカオバターや植物油脂の影響で
カロリーが高くなってしまいますが、ココアパウダーには
ほとんど脂質含まれていないので。

ちなみに、今回使用する分量で換算すると
ココアパウダーは50gあたり150kcalに対し
チョコレート(ブラック)は287kcalです。

実に2倍。

より栄養価を高めたい場合は、
カカオニブで作ってもいいかもしれません。

食べ過ぎにさえ注意すればダイエット中にもおすすめです。

本格的な味、だとか、パティシエの味
ほど完成度の高い味ではないかもしれませんが、
個人的な考えとしては

家ではそこそこの手間でそれなりの味のものを作る。
本格的な味が食べたい時は労力を割かずに市販のものを買う。

というスタンスでいるので、店の方が美味しい
と感じても私を責めないでください。
店で買った方が美味しいです。(おい)

ただ、濃厚でしっとりずっしりとした質感は
いい線いってると私は思っております。

このかんじ…伝わるでしょうか。

小麦粉の代わりにアーモンドパウダーと片栗粉を
使用するので、小麦粉で作るそれよりも
食物繊維やタンパク質も豊富です。

味の完成度には酒粕の良し悪しも左右するので、
作る際は、ぜひ良い日本酒の酒粕を使って
作ってみてください。

生クリームやチョコレート不使用とは思えない
ずっしり濃厚な酒粕ガトーショコラ
ぜひお試しください。

真夏ど真ん中な時期に更新しておいてあれですが、
酒粕が手に入りやすい冬の季節や
バレンタインにお勧めです。

おまけ この日の献立

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