今回はガラムマサラを使って
パンジャビ風フィッシュカレーを作ったのでメモ。
冗談抜きに美味しかったです。
ガラムマサラを使ったので
本当はガラムマサラのブレンドレシピを公開してから
レシピ記事を更新したかったところですが…
内容が纏まらないのでどんどんレシピ載せちゃいます。
(記事作成とレシピ完成のスピードが噛み合っておりません)

ちなみに今回使用した魚はブリです。
内陸部の料理にガチガチの海水魚を使用するという強引さ。
いつもはカレイやタラのような淡白な魚を食べるのですが、
この日は無性にブリが食べたい気分だったのです。
脂質を欲しているのでしょうか。
…と、レシピの前に今回の料理について少しだけ小話を。
パンジャビ料理について
“パンジャビ”とはパンジャーブ地方のことで、
インドの北西部とパキスタン北東部にまたがった地域を指します。
この地域の郷土料理は、古代インダス文明時代の
農業のライフスタイルに大きく影響されていると言われています。
この地域の料理は、インド圏外の認知度が高いものが多く、
タンドール料理、ナン、パニールはここが発祥とされています。
ちなみにタンドールは、粘土製の窯のことで
ナンやケバブ、チキンなど、様々な料理の調理に用いられます。
タンドリーチキンの“タンドリー”は、タンドールから来ています。
(タンドリー = タンドールの形容詞形)
また、パンを焼く際は、
丸く伸ばした生地を窯の内側へ ベチン!と貼付け、
焼き上がったら金属製の長いフォークのようなもので
引っ掛けて取り出すという流れで作ります。
動画でしか見た事がありませんが、
手際良く窯の中へ貼付け、取り出される工程は目が離せません。
(ぼーっと何か眺めたい時に丁度いい。笑)
パンジャブ地方の魚
パンジャブ地方は内陸の地域なので、
料理に用いられる魚は淡水魚が主流です。
特に一般的なものが
・コイ
・ローフー (コイ科の魚)
・ナマズ
他にも、ティラピアやエビが食されているようです。
特に有名な魚料理として「フィッシュティッカ」が挙げられます。
これは、ヨーグルト(ダヒ)とスパイスでマリネした魚を
タンドールで焼き上げる料理です。
…と、長々なりましたがレシピをば。
材料・作り方

【具材】
・ブリ…1パック (150gぐらいでした)
【マリネ液】
・コリアンダーパウダー…小さじ1
・クミンパウダー…小さじ1/4
・ターメリックパウダー…小さじ1/4
・カイエンペッパー…小さじ1/8
・しょうが…1かけ (みじん切り)
・にんにく…1片 (みじん切り)
・青唐辛子…1本 (みじん切り)
・塩…小さじ1/2
・レモン汁…小さじ1
・オイル…大さじ1/2

【トマトペースト】
・玉ねぎ…1個 (スライス)
・トマト…1個 (スライス)
・水…50ml

【仕上げ】
・ガラムマサラ…小さじ2
・カスリメティ…大さじ1/2
【作り方】
◆マリネ
①マリネ液の材料を全て混ぜ合わせ、ブリを30分以上マリネする
◆トマトペースト
①スライスした玉ねぎを炒める
②茶色く色付いたらトマトを投入する
③トマトが柔らかくなったら火を止め、具材の粗熱を取る
④③に水50mlを加えてブレンダーで撹拌してペースト完成
◆カレー
①油を引いて熱したフライパンでマリネしたブリを焼く
②表面に焼き色がついたら、トマトペーストを投入して煮詰める
(様子を見て水を足して下さい)
③魚に火が通ったら、ガラムマサラとカスリメティを入れ、塩で味を整えて完成
お好みでコリアンダーを飾り付けると見た目にも映えます。
今回のレシピについて 余談

今回作った「パンジャビ風フィッシュカレー」ですが
なぜタイトルが”風”かというと、
先に述べた通り、使用した魚が海水魚だからです。
リアルに忠実にするならば淡水魚で作るのが理想です。
…が、ブリでも味は抜群に美味しかったです。
本当に。美味しかった。
海水魚を使うので「海に面した国のカレーを作ろう」と、
本当はスリランカカレーを作ろうと思っていたのですが…
生憎カレーリーフのストックが切れていたので諦めました。笑
次にフィッシュカレーを作るときは
スリランカ風で攻めたいと思います。
いかがでしたか

スパイスの香りを纏ったブリがめちゃくちゃ美味しいです。
マリネしているので、仕上がりもふっくらしっとり。
独特の臭みは全く無く、ほんのり甘みも感じます。
あと3杯は余裕でいけたな…。
今回はテンパリングの工程が無く、
マリネした魚と、トマトソースを合流させるだけなので
サクッと簡単に作る事ができます。
ふっくら美味しいパンジャビ風フィッシュカレー
是非お試し下さい。