おうちで世界旅行 / 12日目 ハンガリー グヤーシュ(Gulyás)

12日目 ハンガリー グヤーシュ (Goulash / Gulyás)

最近すっかり涼しくなりました。

肌寒くなると不思議と食べたくなるのが、
温かいスープや鍋料理です。

寒い季節に、ハンガリーのスープはいかがですか。
ハロウィンにもクリスマスにも映える、
色彩鮮やかなパプリカのスープです。

今回レシピは、株式会社いちまる様の
世界の地方料理「グヤーシュ」を参考に作りました。

今回の料理はレシピの通りに作ったので、
詳細な作り方については割愛します。


真っ赤な色がいかにも辛そうですが、
色彩はパプリカパウダーによるものなので
見た目に反して、少し甘みと爽やかさのある優しい味でした。

パプリカパウダーはこれまで彩り要因として、
トッピングに使うぐらいしか用途を知らなかったので、
全面的にパプリカパウダーを味わったのはこれが初めてです。

日本ではスパイスを使った料理にあまり馴染みがないですが、
こうして海外の料理を作りながら、普段使わない食材や
スパイスを使った料理を開拓していきたいなと思います。

グヤーシュ (Gulyás) について 小話

グヤーシュはハンガリーが起源の料理であり国民食でもあります。
牛肉とパプリカが入っているのが主流だそうですが、
地方や、使用する食材によって様々なバリエーションがあるそうです。

【ハンガリアン・プレーンスタイル / Gulyás Hungarian Plain Style】
スタンダードなスタイル。パスタは入れず、野菜がメインのスタイル。

【ツィーケイ・グヤーシュ / Székely Gulyás】
ハンガリーのセーケイ地方のスタイル。
ジャガイモは入れず、ザワークラウトとサワークリームを加えます。

【モック・グヤーシュ / Mock Gulyás】
肉の代わりに牛の骨を使い、野菜を加えるスタイル。
フェイクグーラッシュとも呼ばれます。

【ビーン・グヤーシュ / Bean Gulyás】
キドニービーンズのグラーシュ。

【チャンゴ・グヤーシュ / Csángó Goulash】
パスタとポテトの代わりにザワークラウトを入れるスタイル。

【ベトヤール・グヤーシュ / Betyár Gulyás】
燻製ビーフもしくは燻製ポークを使用するスタイル。

【リコチ・ポーク・グヤーシュ / Likócsi Pork Gulyás】
その名の通り、リコッチ(Likócs)のポークグヤーシュ。
パスタはヴェルミチェッリを使用し、レモン汁で味付けをします。

【マトングーラッシュ / Mutton Gulyás】
マトンのグヤーシュ。味付けには赤ワインを使用します。



今回私はハンガリーのスタンダードスタイルで作りましたが、
燻製肉を使用する「ベトヤール・グヤーシュ」が大変気になります。
いっそスパイスもスモークパプリカを使ったら美味しいだろうか…


参考URL
https://www.bras-de-chef.com/


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…当企画について。
日本から出たこと無い人間が自宅で世界の料理を作って
旅行気分を味わおう!と始めた1人企画。

私は基本的にお肉は低温調理しているので、
本来揚げたり焼いたりする料理も低温調理でアレンジします。
味の再現はできる範囲でやっていますので、レシピを見て
入手が面倒そうなスパイスや食材は省くか、代わりになるものを使用します。

あくまで”○○風”ですので「その調理法だと定義から外れてる!」的なのは
目を瞑っていただけると幸いです。
(海外旅行の経験は1度もないので、本場の味も何もないのです…)

ただ、本場で使われるスパイスやハーブ、調味料、食材の情報は
とても興味がありますので、教えていただけると喜びます。

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