これまでに紹介した炊飯器調理といえば
「手抜き」を目的としたものが主でしたが、
時として炊飯器調理が煩わしい場合や
炊飯器では都合が悪い時があります。
肉料理や野菜の煮込み料理に炊飯器を
使うのは大変便利なのですが、
あろうことか本業の米を炊く際
以下の3点が気になることがあります。
その1.
洗い物が多数出る (内釜と中蓋とその他パーツ)
その2.
中の様子が見えない
その3.
3合炊きの炊飯器で作ると
キャパオーバーになることがある
個人的に3が気になる部分で
「今日は具沢山の炊き込みご飯作るぞ〜」
とノリノリでスイッチを押したのに
開けて米がほぼ生だった時の悲しさと言ったら。
ということで本日はズボラな
「フライパンで作るサバ缶炊き込みご飯」
を作ったのでご紹介です。
具はたくさん入っていますが、
準備できたものから順にフライパンに
ガシガシ入れて蓋をして加熱するだけなので
炊飯器で炊く場合と手間自体は変わりません。
今回サバ缶を使用しましたが、フライパンで調理することで
炊飯器のパッキンや釜にサバ特有の生臭さが
ついてしまうという悩みも解消されます。
使用する調理器具や火加減によって
炊き上がりが変わってくるので
一概に「こうすれば絶対成功するよ!」
と言いづらいのが申し訳ないところですが、
コツを掴めば炊飯器より楽な場面もあるので
是非一度挑戦してみてください。
それではレシピのメモを。
材料・作り方
- 具材を全てフライパンに入れる。(浸水時間無しでも炊けますが、時間がある場合は30分程度浸水させてください)
- 蓋をして強火にかけて沸騰させ、2〜3分程度そのまま加熱する。
- 時間が経ったらごく弱火にし、15分程度火にかける (蓋は開けない)
- グツグツした音からパチパチとした音に変わったら強火にして2〜3分加熱し、その後火を止めて10分程度蒸らす。
- 蒸らしが終わったら、茹でたおかひじきを入れる。(この時まだ炊けていないようであれば、蒸らし時間を伸ばしたり、火にかけながら調整する)
- サバをほぐしながら全体を満遍なく混ぜたら完成。
入れる具材の分量や使用する調理器具、火加減によって炊き具合変わりますので、細かな炊き加減は火加減や水加減、蒸らし時間を調整してください。
いかがでしたか
おかずの数を減らしたかったので、
ご飯だけで栄養が摂れるよう
具材を多めに入れました。
特にお気に入りはおかひじきです。
食感が残るよう加熱したものを
混ぜ込むとシャキシャキした歯応えが
加わって食感も楽しいご飯になります。
なくても美味しいですが、個人的には
是非入れて欲しいおすすめ食材です。
炊き込みご飯は醤油ベースの香ばしいものが好きなので
味付けはシンプルに醤油と酒のみですが、
お子様がいるご家庭や、甘口が好みのかたは
水分量を調整しつつみりんを加えて作ってください。
とにかくごった煮できるので
余り物食材の救済にも役立ちます。
おかずを作る気力がない時は
食材をフライパンにガシガシ入れて
一気に炊き込んでしまいましょう。
ちなみに、出来上がったらフライパンごと
ドンと食卓に置いてしまえば熱々で食べられる上、
配膳の手間も省けて楽ちんです。笑
最後、強火で少し長めに加熱することで
おいしいおこげも楽しめます。
具沢山の出汁が贅沢に染み込んだ
フライパンで作るサバ缶炊き込みご飯
是非お試しください。