6日目 インド パラック・パニール (Palak Paneer / पालक पनीर)
なんともインパクトのある見た目です。
一時流行ったスライムカレーの緑バージョンみたいな。
…スライムナイトカレー？ (ちょっと色濃いけど)
インドの料理と言語について 小話
パラック (पालक) = ほうれん草
パニール (पनीर) = カッテージチーズを更に押し固めたチーズの名前です。
(私のは水切りが待てなかったので完全にカッテージチーズです 笑)
料理名は”ほうれん草とパニールのカレー”という意味になります。
語の成り立ちとしては日本で言うところの、肉じゃがに近いのかもしれません。
インド料理はこのように、材料名を羅列したものが多いので何品か作ると
勘で食材名と音声が一致してきます。
(ジャガイモ使う時毎回「Aloo」って言ってる、とか)
ちなみに、上記はヒンディー語で、北インドを中心に話されている言語です。
南インドになるとタミル語になり、文字の作りも全く異なるので
動画やレシピを調べる時は、文字を見れば北インドか南インドの料理か
ざっくり見分ける事ができます。(あくまで目安ですが)
…と、話が逸れましたが、参考までにレシピをば。
材料・作り方
【材料】
ほうれん草…1束
玉ねぎ…1/2 (みじん切り)
ココナッツミルク…150cc
水…100cc
オリーブオイル…大さじ2
塩…味を見ながら調整 (小さじ1/2で様子見)
★スパイス類A
にんにく…1片 (みじん切り)
生姜…1かけ (みじん切り)
シナモンスティック…1本
クミンシード…大さじ1
赤唐辛子…1本
★スパイス類B
トマトジュース…100cc
コリアンダー…小さじ1
ガラムマサラ…小さじ1
カルダモン…小さじ1/2
ターメリック…小さじ1/2
(辛口が好きな方は)
カイエンペッパー…お好みで
●飾り用
カッテージチーズ (パニール)…お好み
作り方はこちら 「料理番外編 / Vol.1 カッテージチーズ」
下準備
・ほうれん草を軽く湯がいて水気を絞り、1口大にカットする
(レンジでも可です)
【作り方】
①湯がいたほうれん草、ココナッツミルクをミキサーで撹拌しペースト状にする
②オリーブオイルを熱した鍋に、スパイスA投入し炒める
③香りが立って来たら玉ねぎを投入し、軽く色づくまで炒める
④トマトジュースを投入し、水気を飛ばす
⑤調味料Bと①で作ったペースト、水100ccを投入して煮詰め塩で味を整える
⑥皿に盛りつけ、パニール (カッテージチーズ) を乗せて完成
ほうれん草カレー自体はよく作っていたのですが、
チーズとの組み合わせは初めて知ったので挑戦してみた次第です。
食材は、上記のほうれん草とパニールをクリアしていれば、
他はなんでもアリなのかなと解釈し、
スパイスは自分好みの辛さ強めの甘いカレーに仕上げました。
緑が凄まじいですが、ほうれん草の青臭さは全く無いです。
チーズのもちっととした食感が個人的にハマりました。
味は私好みに仕上がりましたが、唯一の失敗は水切り不足のパニールですね。
次は頑張って水切り待ちます。
参考URL
https://www.youtube.com/watch?v=ThruvawLymI
https://www.youtube.com/watch?v=a5sr50WL1DY
雑談
北インドの料理では「牛乳、生クリーム」を主に使うのに対して
南インドでは「ココナッツミルク、タマリンド」を使う点が
特徴として挙げられます。
また、かの有名なガラムマサラは北インドのスパイスです。
個人的にスパイス×ココナッツミルクの組み合わせが大好物なので
ココナッツミルクを入れていますが、地域を意識して作るなら
牛乳か生クリーム、もしくは水で作るのが正解だったのだと思います。笑
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…当企画について。
日本から出たこと無い人間が自宅で世界の料理を作って
旅行気分を味わおう！と始めた1人企画。
私は基本的にお肉は低温調理しているので、
本来揚げたり焼いたりする料理も低温調理でアレンジします。
味の再現はできる範囲でやっていますので、レシピを見て
入手が面倒そうなスパイスや食材は省くか、代わりになるものを使用します。
あくまで”○○風”ですので「その調理法だと定義から外れてる！」的なのは
目を瞑っていただけると幸いです。
(海外旅行の経験は1度もないので、本場の味も何もないのです…)
ただ、本場で使われるスパイスやハーブ、調味料、食材の情報は
とても興味がありますので、教えていただけると喜びます。
