おうちで世界旅行 / 30日目 タイ ソムタム (ส้มตำ)

引き続き、1人エスニック祭り楽しんでおります。
そして、本日もタマリンドを使った料理です。

タマリンドについてはこちらをどうぞ

本日紹介するのは「ソムタム/ส้มตำ」です。
…予めお断りしますと、レシピはソムタム”風”です。

ずっと作ってみたいな〜と思っていた矢先、
近くのスーパーで、狙ったかのように青パパイヤが
売られていたので早速作ってみました。

ソムタムとは

ส้ม (som) = 酸味のある (オレンジ)
ตำ (tum) = 乳鉢で叩く

青いパパイヤを使ったタイの代表的なサラダです。
元々はラオスとタイの東北部で食べられていた料理
「タムマークフン / ຕໍາໝາກຫຸ່ງ」が発祥で、
徐々に変化を遂げながら全域で食べられるようになったのが
このソムタムだそうです。

いくつかレシピを調べた感じ、旨味要素として干しえびを
使用するようなのですが、残念ながら家には無いので、
毎度おなじみガピで代用しました。
(我が家は、味噌はないけどガピならあります。笑)

「ตำ / tum」の部分にあるように食材は乳鉢の中で作り、
棒で叩いて味を馴染ませながら作るのが特徴です。


…が、家に乳鉢は無いので
肝心な「ตำ / tum」の部分が未達成です。笑
よってソムタム”風”です。

分量はざっくりですが、参考程度にレシピをば。

材料・作り方

調味料(ドレッシング)
・はちみつ…大さじ1/2
・タマリンド…小さじ1
・レモン汁…小さじ1
・ナンプラー…小さじ1
・ガピ(シュリンプペースト)…小さじ1/2
・青唐辛子…1本
・アーモンド…15個ぐらい
(※本当はピーナッツがベスト)

オプション
・レモングラス…小さじ1/2
・ライムリーフ…小さじ1/2

【食材】
・パパイヤ…1個 (皮を剥いて千切り)
・ミニトマト…8個 (半分にカット)
・さやいんげん…3本 (3cm程度の長さにカット)
・にんにく…1片

【作り方】
①ドレッシングの具材を全て混ぜ合わせる
(あれば乳鉢で作ります)



②さやいんげんをさっと茹でるか、レンジで温める

③半分にカットしたミニトマトとさやいんげんをドレッシングに和える
乳鉢で作っている場合は、棒でざっくり叩いてトマトの水分とドレッシングを馴染ませる



④千切りしたパパイヤを加えて混ぜ合わせて完成
(乳鉢の場合はここでもさらに叩く)

パパイヤについて余談

パパイア科パパイア属の植物で
今回食したのは、その果実の部分です。
熟すと黄色い果実になります。

青パパイヤは見た目が冬瓜に似ているので、
てっきり瓜科かと思っていたのですが、
パパイア科というものがあるんですね。

東南アジアでは、野菜として用いられる事が多く、
今回のようにサラダにしたり、漬け物にしたり
炒め料理にしたり…さまざまな調理法で食されているようです。

パパイヤは、見た目だけだと味も食感も
きゅうりに近そうな感じがするのですが、
やや弾力があり、サクサク、シャキシャキ、コリコリ…
どれともつかない不思議な感覚があります。

何に近いかと問われると、正直即答できないです。
…強いて言うならかんぴょうかな?

ちなみに、

パパイヤに含まれている
タンパク質分解酵素(システインプロテアーゼ)の名前は
「パパイン」と言います。
可愛い。そして明快。

さらに補足すると、パイナップルに含まれている
タンパク質分解酵素は
ブロメライン」と言います。
格好いい。

いかがでしたか

パパイヤの弾力と歯ごたえのある食感と、
ナッツのクリスピーな食感。
タレが絡んだトマトと海老の旨味。
タマリンドとレモン果汁のフルーティーな酸味。
後から追いかけてくる唐辛子の辛味。

噛む度に様々な風味と食感の変化を楽しめる
エスニックサラダです。

青パパイヤが手に入ったら、是非お試し下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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…当企画について。
日本から出たこと無い人間が自宅で世界の料理を作って
旅行気分を味わおう!と始めた1人企画。

私は基本的にお肉は低温調理しているので、
本来揚げたり焼いたりする料理も低温調理でアレンジします。
味の再現はできる範囲でやっていますので、レシピを見て
入手が面倒そうなスパイスや食材は省くか、代わりになるものを使用します。

あくまで”○○風”ですので「その調理法だと定義から外れてる!」的なのは
目を瞑っていただけると幸いです。
(海外旅行の経験は1度もないので、本場の味も何もないのです…)

ただ、本場で使われるスパイスやハーブ、調味料、食材の情報は
とても興味がありますので、教えていただけると喜びます。

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