前職を去って今の家に住み始めてから一年以上経過しました。
あっという間な気もしますが、
振り返ると「1年でこんなに色々なことがあったんだっけ?」
というぐらい充実した1年でもありました。
相方と一緒に住み始めて本当に初期の頃、家事は200%私の担当で、
今振り返っても本当にひどい有様でしたが、
今では定期的に話し合い、お互いの予定と相談しながら
家事を分担するようになりました。
ちなみに当時どの程度酷かったかと言いますと、
毎日の料理に加えて(全部手作り。市販品・外食なし)
お金の管理やゴミの分別、備品の交換、水回りの掃除全部、
さらには2人分の買い出しも徒歩でこなしていました。
(相方は車あるのに。笑)
しかも、仕事しながら。
といった具合に、
相方自身が振り返っても「マジでやべえな俺」
と言う程度に目も当てられない状態だったものの、
抱え込みがちだった私がSOSを伝えられるようになったり、
彼が家事をやってくれるようになったり、
お互いが成長するきっかけにもなったとも思います。
…で、
現状当ブログの料理記事は私が作った料理がメインになっていますが、
せっかく相方も料理を作ってくれているのに
私のばかり載せるのはもったいないな…と思い、
献立記録のカテゴリを作成しました。
それに伴って、過去に更新した献立記事もカテゴリを移行したり、
加筆したりともそもそ整理してく予定です。
現在は月1、2回の外食を除いて基本的に毎日自炊していますが、
引っ越しや退職に伴う手続きでバタついていた初期の頃は
少し日付が飛び飛びになっています。
そのうち内容が安定してくると思いますので、
温かく見守っていただけると幸いです。
2020年12月6日
・Kaha Bath (イエローライス)
・Muttai Kulambu (エッグカレー)
・Shakarkandi tikki (さつまいもおやき)
・チーズケーキ (先輩の奥様からいただきもの)
・チャイ
この日は南アジア系で攻めた夕飯でした。
確かこの翌週、引っ越しで荷物を全て空にした記憶があります。
ギリギリまでよくこんな料理作ったものです。笑
Kaha Bathはスリランカのイエローライスです。
見た目はただのターメリックライスのようですが、
この料理はご飯をココナッツミルクで炊くのが特徴です。
ココナッツミルクで炊くご飯といえば
ジャマイカのライズアンドピーズが思い浮かぶのですが、
こちらはタイムやオールスパイスが多く使われるので、
ココナッツの濃厚な甘さに加えてハーブの清涼感も感じます。
対して、カハバスはシナモンやパンダンリーフ、
カルダモン、クローブといった甘々スパイスで香り付けするので、
食べた時の印象は大きく異なります。
過去にレシピ記事をまとめていますので、
もしご興味あれば読んでみてください。
イエローライスと同じプレートに乗ったカレーは
Muttai Kulambuという南インドの卵カレーで、
言語はマラヤーラム語だったと記憶しています。
インドの方のレシピを参考にしつつ作ってみたのですが、
私のテンパリングの技術がへっぽこなせいで、
やや苦味のある仕上がりになってしまいました;;
相方は美味しいと食べてくれたので結果往来ですが、
今度こそは美味しく作りたいです。
テーブル中央にある料理はShakarkandi tikkiという
さつまいものお焼きです。
自家製ブレンドのガラムマサラがあったので、
さつまいもに練り込んで揚げ焼きしました。
衣なしコロッケのような料理で、
本来はフライするのが正解だった気がしますが、
外食以外では揚げ物を食べない主義なので焼くにとどまりました。
さつまいも料理と言えば、大学芋やさつまいも茶巾など
甘い味付けで食べることがほとんどですが、
スパイシーな風味とも相性がよく、
その絶妙な甘辛さについつい箸が進みました。
なんちゃってではありますが、
過去にこちらのレシピと料理についての考察をまとめています。
2020年12月11日
・肉じゃが (シナモン風味)
・カブのターメリック煮
・きゅうりとトマトのクミンサラダ
・木の実盛合せ(ナッツ&デーツ)
ということで、こちらが引っ越してきて1発目の夕飯。
スパイスは使用頻度が高かったので、
すぐ取り出せる箱に仕舞い込んでいました。
今でこそ和食を作る機会が増えましたが、
当時はスパイスを使う機会の方が圧倒的に多かったので、
この日も例に漏れず全ての料理にスパイスが入っています。
ただ、引っ越してきたばかりで片付けやら
書類の手続きやらに追われていたので、
料理自体はかなり手抜きです。
この日のお昼は、相方が学生時代行ったことがある
というインドカレー屋さんに連れて行ってもらいました。
そのお店にはスパイスや米、豆なども売られていたので、
カシアシナモンを購入して肉じゃがの香り付けに使いました。
見た目で伝わらないのが残念ですが、
カブはカスリメティと一緒に煮詰めているので、
香りはとても良かったです。
スパイスを使った煮込み料理には、沢山カスリメティを入れたくなります。
中でも最も手抜きなのは、
見ての通りきゅうりとトマトのクミンサラダです。
切って混ぜるだけなので、
炊飯器で肉じゃがを作り、フライパンでかぶを煮詰める傍、
野菜をザクザク切って調味料を和えて完成させました。
手軽ですが、クミンのおかげで凝った香りになるので、
これは大変おすすめです。
2020年12月14日
・パキスタン風チキンカレー
・ターメリックライス
・パプリカとトマトのサラダ
・パンチフォロンサラダ
この日も南アジア風でしょうか。
記憶が遠くて曖昧ですが、
パキスタン風のチキンカレーは仕上げにローズ水で
香り付けをした…とメモがあります。
確かに、家にあるローズペタルはパキスタン産だったかもしれない。
パプリカとトマトのサラダは、
スモークパプリカパウダーで香り付けしています。
鼻から抜ける薫香が最高なんですよね…
炒め料理やグリル、ドレッシングの香り付けなどなど、
1本持っておくと何かと汎用性が高いと思います。
過去にスモークパプリカについて無駄に語った記事もあるので、
お時間あれば聞いてやってください。
パンチフォロンのサラダは、パンチフォロンをテンパリングしたオイルを、
カットした野菜と和えて、塩で味を整えただけのシンプルなサラダです。
見た目はただの生野菜っぽいのですが、
とにかく香りが香ばしくて無限に野菜が食べられます。
パンチフォロンはバングラデシュのスパイスミックスです。
テンパリング用スパイス的な立ち位置なので、
ミックスでは珍しくホールスパイスのみで構成されています。
生野菜の他にも、炒め料理や煮込み料理などなど本当に幅広く使えるので、
一家に1パンチ、おすすめです。
2020年12月15日
・卵炒飯
・ワカメスープ
・茄子の中華和え
・鶏肉と小松菜の中華あんかけ
・ニラ玉あんかけ
今の家は、相方が一ヶ月先に住み、後から私が合流する形で住み始めたので、
この時期は相方が買って放置している食材が散見されました。
足が早い食材こそ買っていなかったですが、
賞味期限が迫った食材を抱えるのも気分が良くないので、
一旦スッキリしたい…!という状態だったのを覚えています。
この日発掘したのはまさに卵。
卵は正しく保管すれば1ヶ月は持ちますが、
賞味期限が見えるとやはり気になるので、
ニラ玉に4個、チャーハンに2個使ったと記憶しています。
流石に卵4個も使うと結構なボリュームになるもので、
あんかけが溢れるのではないかと、
ヒヤヒヤしながら器に注ぎました。
あんかけは絶妙な甘酸っぱさに仕上がって満足でした。
ニラ玉とチャーハンを作るならと、
他のおかずも何となく中華風にしました。
ちなみに、鶏肉と小松菜のあんかけは八角で香り付けしています。
2020年12月19日
・白米
・たらの和風野菜あんかけ
・ワカメとツナの春雨サラダ
・かぼちゃの煮物
・切り干し大根
スパイス料理が続いたので、この日は優しい和食でした。
スパイス料理をこよなく愛していますが、
根っからの日本人だからか、
最終的には出汁が効いた優しい味が落ち着きます。
特に寒い時期はあんかけ料理が体に沁みますね。
大好物のかぼちゃ、最近めっきり食べる機会が減ってしまいましたが、
これ見たら急に食べたくなってきました。
思った以上に長くなってしまいました。
今後もこの物量で更新するのは大変なので、
おそらく日に日に簡素になるとは思いますが、時間の許す限り
この調子で献立を振り返りつつ記録していきます。
献立作りに詰まった時、過去の料理を振り返ると
「今度またこれ作ろう」と、思い出すきっかけになっていいですね。
凝った料理ではありませんが、この記事が献立作りの参考や
眠っている食材を思い出すきっかけになれれば幸いです。
ではまた。